「出陳拒否」裁判、被告側本人尋問で何が明らかになったか(17)
昨日の続きですが、前アジアディレクターであったクラブオーナーが、本人尋問の際に語った、「9歳半という高齢のロシアンブルーがいたりしました」というのも正確な証言ではありませんでした
当時のマスターカタログを改めて確認したところ、「13歳4カ月」だったのです。
本人尋問では高齢猫の出陳に関し、原告側弁護士がさらに突っ込んだ質問をしました。
原告側弁護士:「高齢の猫はショーに出してはいけないのですか?」
前アジアディレクター:「そういうことではありません…」
別に何も悪くないなら、どうして2013年4月29日のアクトショーが「到底フェアとはいえない方法で開催された」根拠らしき事情として、高齢猫が出陳されていたことを持ち出して来るのでしょうか?
これだけの高齢になっても、ショーに出られるというのは、それだけブリーダーやオーナーが健康に気をつかって大切に育てている証拠であり、称賛こそされ、非難されることなど何ひとつないはずです。
そして、そうした高齢猫でさえショーに出て来られるというのはTICAのジャッジにとっても、TICA自体にとっても、とても素晴らしいことなのではないでしょうか。
(もちろんショーはどんな猫にとってもストレスになりますから、高齢猫をキャットショーに出すように推奨しているわけではありません)
ですから、アクトのショーが「到底フェアとはいえない方法で開催された」と主張し、その根拠らしき事情として「高齢猫までいたりした」と裁判で証言することは、TICAにとってNegativeで、Detrimentalな発言と思わざるを得ません。
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