「出陳拒否」裁判、新たな問題が発覚!(1)
「判決」に向けて粛々と進む「出陳拒否」裁判ですが、新たな問題が持ち上がりました。
それは1月27日に被告側が提出した「証拠」に関してです。
被告側は、2013年4月29日のアクトのショーによって「TICAのメーリングリスト(Yahoo Group Mailの「TICA Members」)が炎上した」と主張し、それを裏付けるとする「証拠」を1月27日に東京地裁に提出したわけです。
ところが、その「証拠」なるものは、なんとTICAのジャッジやディレクターらが投稿したメッセージをそのままプリントアウトしたものだったのです。
この「証拠」なるものを巡っては、いくつもの問題があります。
まず、Yahoo Group Mailの「TICA Members」は、「RESTRICTED GROUP」(参加を認められたメンバーだけが閲覧・投稿できる)であるということです。
「TICA Members」の管理者が認めたメンバーだけが内輪でやり取りしたメッセージを、被告側は管理者の許諾を得ず、「出陳拒否」を正当化するための「証拠」として勝手に東京地裁に提出してしまったのです。
刑事裁判と異なり、民事裁判では「証拠」の”違法入手”が厳しく問われることはないようですが、TICAのメーリングリストとしては由々しき問題でしょう。
TICAアジアメンバーで、このメーリングリストに参加している人がどれだけいるか分かりませんが、自分の投稿が誰かの裁判の「証拠」として、自分の許可なく、どこかの国の裁判書に提出されていたら、どう思われるでしょうか?
被告側4人全員が同意の上で、TICAのメーリングリストの投稿を勝手に「証拠」として提出したのかどうか分かりません。
TICAのメーリングリストの「投稿」を証拠として裁判所に提出するにあたり、被告側4人全員が「勝手に提出したって何の問題もない」と考えていたとしたら、それはあまりに軽はずみな判断と思わずにはいられません。
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