【TICAルール改正】Show Rule 23.6.5の削除について(7)
昨日の続きです。
米国TICA本部の「Suspension List」については、どういう時に載せるのか、どうやって載せるのかなどがルールで定められており、「List」自体も公表されています。(※「TICA TREND」の最後の方のページに一覧表で載っています)
しかし、「クラブ」の「Suspension List」に関する規定は、私が調べた限り、TICAのルール上、どこにも定められていません。
Show Rule 23.6.3の中で、唐突に「Exhibitor's name is on club or TICA Temporary or Parmanent Suspension List」と出てくるだけです。
TICA本部の「Suspension List」の規定に準ずるとも書いておらず、「クラブ」の「Suspension List」については何一つルール的に定めていないわけですから、これほどいい加減なルールはないと言えます。
ある意味、現状においては、どんな理由でクラブの「List」に載せようが、いつ載せようが、どんな手続きで載せようが、お構いなしの状態であるとも言えます。
「クラブ」側に「Suspension List」の公表義務が課せられていないと言われればそうとも言えますし、理由を開示する義務も課されていないと言われればそういうことになるかもしれません。
もちろん性善説に基づけばそれで問題はないでしょうが、性悪説に基づくなら、現状は”悪用し放題”の状態であり、その延長線上に23.6.3を適用した「出陳拒否」が起きたわけです。
”悪用し放題”のルールに手を付けず、「23.6.5を削除しても23.6.2~23.6.4でカバーできる」などという理屈は”暴論”と言われても仕方ないのではないでしょうか。
※本日は2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。
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