「ご挨拶」という名の”怪文書”(16)
前アジアディレクターがショーカタログに載せた「ご挨拶」と、前アジアディレクターや今度のアジアディレクター(前セクレタリー)が東京地裁に提出した「陳述書」には、ある共通点があります。
それは、何の根拠も理由も示さずに、クラブや一般メンバーの不安を煽るようなことを書き連ねる点です。
例えば、ショーカタログの「ご挨拶」には以下のようなくだりがあります。
「TICA-Asia 特に日本が消滅する事はありません。リジョンが消滅するのはメンバー数が一定数に満たなくなった時、また発展的分割は逆にメンバー数が一定数を超え分割する理由が明らかな時です。今の日本ではそのような事が起きる可能性はありません」--。
誰も、「日本が消滅する」なんて思っていないのに、「消滅」なる言葉を口にして、一般メンバーの間に「そんな事になりそうなのかしら?」という不安を煽り、一方で、「そのような事が起きる可能性はありません」と否定する。これこそ”マッチポンプ”です。
そもそも、消滅する可能性がないのであれば、わざわざあり得ないことに触れる必要はないでのではないでしょうか。
触れる必要がないことを、敢えて口にすることこそ、印象操作と言わざるを得ません。
前アジアディレクターの「陳述書」では、「日本のクラブの存続にも関わる」との言葉が出てきました。
今度のディレクター(前セクレタリー)の「陳述書」でも、「批判の矛先が日本のクラブ全体に向けられる事態」とか、「日本の他のクラブも不正に荷担している」とか、「日本のクラブの存続にも影響が出る可能性がある状態」と書かれていました。
いずれも、根拠を欠いた杜撰でいい加減な主張と言わざるを得ません。
このような言動が幅を利かせるアジアリジョンが本当にいい方向に向かうのでしょうか。
私はこの「ご挨拶」を読んで、これからの3年も同じように過ぎるのではないかと深く憂慮せざるを得ません。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。
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