「ご挨拶」という名の”怪文書”(13)
前アジアディレクターはショーカタログに掲載した「ご挨拶」の中で、こう書いていました。
「一部にディレクターの考えや強要により、『出陳したいショーに参加できない』とか『ジャッジに行けない』等言われたようですが、私がそんな指図をしたことはありません」--。
複数のTICAアジアメンバーによると、前アジアディレクターはいろいろな場で、ここ最近、このようなことを話しているそうですが、これを聞いた出陳者からは「そう言っていたじゃない…」と苦笑を誘っているそうです。
なぜ、今になって急に否定し始めたのか定かではありません。
しかし、私がこのブログで指摘し続けているのは、印象操作によって不安を煽り、同調圧力をかけるやり方であり、陰に陽に圧力をかけるやり方なのです。
仮に前アジアディレクターが具体的な「指図」を出していなくても、印象操作によって同調圧力をかけ、陰に圧力をかけていれば同じことです。
そして、前アジアディレクターが意図的に印象操作していなくても、あるいはあからさまに同調圧力をかけていなくても、クラブ員や出陳者が目に見えない”圧力”を感じれば、やはり同じことなのです。
アジアディレクターは組織のトップとして、印象操作や同調圧力をかけているという懸念や疑惑を招いてはいけないだけでなく、懸念や疑惑があるなら、それらの払拭に努めなければならないはずです。
具体的に「指図をしたことはありません」と言ったり書いたりしても、それは表向きの”責任逃れ”に過ぎないとしか思えません。