「ご挨拶」という名の”怪文書”(6)
原告側から「陳述書」を提出したあるジャッジに関し、アジアディレクターはこんなことも書いていました。
「この文章を読んで、この方とはどんなことがあっても昔のようなTICAの仲間として接する事は出来ないと思いました」--。
しかし、こんなことをTICAディレクターが、それもショーカタログに載せるべきではないでしょう。
なぜなら、それはアジアディレクターとそのジャッジとの個人的な関係であり、個人的な感情の吐露に過ぎないからです。
しかも、TICAアジアメンバー全員がその「陳述書」を読んでいるならまだしも、ほとんどのTICAアジアメンバーは読んでいません。
具体的な根拠も理由も示さず、「内容はとんでもなく過激なもの」と一方的に決め付け、「この方とはどんなことがあっても昔のようなTICAの仲間として接する事は出来ない」と書くことは、このジャッジに悪い印象を植え付けるだけと言わざるを得ません。
「TICAの仲間として接する事は出来ないと思いました」と書くことは、他のTICAアジアメンバーに”同調圧力”をかけることにもつながりかねないだけに、見過ごすことはできないでしょう。
個人的なブログに綴るのであるなら分からないでもないかもしれせんが、TICAの公認クラブ主催のショーカタログに、アジアディレクター名で掲載するのはもはや常軌を逸しているしか思えません。
どうしてこんな文章をショーカタログの「ご挨拶」として載せたのか、そしてこのような「ご挨拶」が載ることを事前に知っていたなら、なぜショーコミッティーは掲載を止めなかったのか--。
私には本当に信じられないことばかりです。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00に予定しています。
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