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2016年12月13日 (火)

選挙戦を終えて、私の願い(4)

中国の古典「韓非子」に、「邪(よこしま)な家臣は『君主のお気に入り』という権勢を手に入れる」といったことが書かれています。

私は、クラブもリジョンオフィスもこういう”家臣”で占められてはならないと思っています。

アジアディレクターになれば、いろいろな人がディレクターの”お気に入り”になろうと、耳障りのいいことしか言わなくなるかもしれません。

そのたびに不用意に受け入れ、別の意見が出て来ると軽はずみに応じていては、何も決まらず、組織は大混乱に陥ります。

一方、ディレクターが”お気に入り”を増やし、それによって求心力を得ようとすれば、独善的で”排除志向””排他志向”の強いリジョン運営が続くことになってしまいます。

ですから、次の新しいアジアディレクターに欠かせない基本スタンスは「是々非々」だと思っています。

これは、中国の思想家、荀子の言葉で、「是を是とし、非を非とする事を『智』とし、是を非とし、非を是とする事を『愚』と言う」ことを指します。

現代語にすれば、「良い事は良い、悪い事は悪いと言う姿勢が『智』であり、悪いと思ってるのに良いと言ったり、良いと思ってるのに悪いと言ったりすることは『愚』である」となります。

これまでTICAアジアでは、ルールの解釈も適用も、「是を非とし、非を是とする」ようなところに混乱の根がありました 。

これまで、TICAアジアでは、メンバーの意見や主張を判断する際に、「是を非とし、非を是とする」ようなところに混乱の根がありました。

アジアディレクターによる「是々非々」の姿勢こそ、ジャッジ、メンバー、出陳者全員に公平と公正をもたらすものと思っています。

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