「出陳拒否」裁判、証人尋問で何が明らかになったか(12)
YahooGroupMailの「TICA Members」について、アジアリジョンセクレタリーは「炎上」状態であったと主張する唯一の根拠らしき事情として、「メーリングリストで大変なことになっていますよ」といった「誰か」からの連絡だけだったと証言しました。
12月12日の証人尋問では、その点について「『大変なことになっていますよ』などとあなたに知らせたのは誰ですか?」という質問も出ました。
しかし、セクレタリーはそれが「誰か」については明らかにしませんでした。
「炎上」状態であったかどうかの事実関係について、自分で確認せず、それにもかかわらず「『炎上』状態」であると「陳述書」に書いたわけですから、第一義的な責任はセクレタリーにあるでしょう。
しかも、その「誰か」が「炎上している」と言ってきたのならまだしも、「大変なことになっていますよ」などと言っただけなのですから、それを勝手に「炎上」と言い換えて陳述したのであれば、セクレタリーの責任は重いと言わざるを得ません。
とは言え、セクレタリーだけの責任でないことも確かです。
「TICA Members」への投稿について、「メーリングリストで大変なことになっていますよ」などと伝えた「誰か」にも大きな責任があると言えるでしょう。
誰のどの投稿がどのように「大変なこと」であったのかを、セクレタリーに正確に伝えなかったと思われるからです。
セクレタリーに知らせてきたのは一体、誰なのか--。捜し出すことはそんなに難しくないはずです。
第一に、「TICA Members」に登録していることから、TICAメンバーである可能性が極めて高いと言えます。
第二に、この「誰か」は投稿を全て読んだ上でセクレタリーに知らせてきたそうですから、英語と日本語の両方に堪能なメンバーです。
第三に、事実として特段、「大変なこと」になどなっていなかったにもかかわらず、「大変なことになっていますよ」とセクレタリーに大袈裟に伝えたことから、何事にも軽はずみに大袈裟に騒ぎ立てる性格の人物であると考えられます。
第四に、こちらに伝えてくるのではなく、セクレタリーやアジアディレクターに伝えてきたことから、アクト”潰し”の賛同者である可能性が考えられます。
第五に、常に自分は表に出ないで、裏で情報を提供するだけの人物であるでしょう。
こうして考えれば、その「誰jか」はおのずとひとり、ふたりに絞られてくるのではないでしょうか。
そもそも常識と良識あるメンバーであれば、どんな投稿があったのか、聞き手がミスリードしないように正確に伝えるでしょう。
少なくとも、「大変なことになっていますよ」などと不安を煽るような伝え方はしません。
「大変なこと」であるならば、私ならなぜ「大変」と言えるのか、根拠と事実を示して相手に伝えるでしょう。
伝え聞いた側も常識と良識あるメンバーであるなら、YahooGroupMailは登録すればすぐ読めるわけですから、実際にどのような投稿があったのか、事実確認をするでしょう。
事実を正確に伝えず、伝え聞いた側も事実確認を怠るところに、TICAアジアの組織風土の問題があるように思えてなりません。
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