メンバーの「声なき声」に耳を澄まして(7)
「声なき声」は、英語でSilent Majority(サイレント・マジョリティ)と言います。
直訳すると、「物言わぬ多数派」「静かな多数派」 となります。
この対義語はNoisy Minority(ノイジー・ マイノリティ)と言い、日本語に訳すと「声高な少数派」「やかましい少数者」となるでしょうか…。
これまでのTICAアジアはまさに「声高な少数派」「やかましい少数者」が”支配”する世界でした。
「声高な少数派」「やかましい少数者」とその仲間だけが楽しみを独り占めするような趣味の世界でした。
こうした人たちは審査結果に不満があると、出陳者を平手打ちにしたり、怒鳴り散らしたりしました。
審査中にもかかわらず、ジャッジに執拗に食い下がり、審査を妨害するようなこともありました。
ジャッジが審査ケージから猫を出すのに手間取ると、「(オーナーに)代われ!」と”命令”する出陳者もいました。
私は「声高な少数派」「やかましい少数者」によるこうした”攻撃的”な言動はTICAには相応しくなく、なくなるようにしなければいけないと思っています。
「声高な少数派」や「やかましい少数者」によって、「物言わぬ多数派」「静かな多数派」の「声なき声」がかき消されないように、次のアジアディレクターはしっかりと「声なき声」に耳を澄ませ、守らなければならないと思っています。
これまでのアジアディレクターは、TICAアジアにおける「声高な少数派」「やかましい少数者」の「声」ばかりをボードに届けていたため、ボードがTICAアジアの真の姿を理解することはありませんでした。
しかし、来年からは次のアジアディレクターが「物言わぬ多数派」「静かな多数派」の「声なき声」に耳を傾け、その「声」をしっかりボードに届けなけれなならないと思っています。