メンバーの「声なき声」に耳を澄まして(5)
「私には“声なき声”が聞こえる」--。こう言ったのは安倍晋三首相の祖父にあたる故岸信介首相でした。
次のアジアディレクターになる人にあっても、「全メンバー・出陳者の”声なき声”が聞こえる」と言って欲しいと思いますし、そう言えるようになることを目指して、「声なき声」に耳を傾ける努力を続けられる人であって欲しいと願っています。
もちろん、ここで言う全メンバーは日本人だけを指しているのではありません。
次のアジアディレクターは、韓国のTICAアジアメンバーの「声なき声」にも、真摯に耳を傾ける必要があると思っています。
TICAアジアが今のような日本と韓国だけになってしまった(プラス面、マイナス面はあるかと思いますが…)のは、日本以外のTICAアジア諸国・地域メンバーの「声なき声」にしっかり耳を傾けなかったことも原因のひとつに挙げられるのではないでしょうか。
TICAアジアメンバー・出陳者の「声なき声」に真摯に耳を傾けることこそ、私が目指しているアジアディレクター像であり、みなさんに仕えることでリーダーシップを発揮する「サーバント・リーダーシップ」の第一歩であると思っています。