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2016年10月12日 (水)

「TICAは何をする団体か?」(6)

しつこいかもしれませんが、TICAアジアメンバーが勘違いしてしまったり、誤導されたりしてはいけないので、やはりブログで指摘したいと思います。

アジアディレクターはリジョンショーの昼休みの時間に、こう力説しました。

「日本はいつの間にか、また『アイソレイテッド地区』に戻ってしまいます。そんなことになっては困るんです」--。

しかし、アジアディレクターは①なぜ戻ってしまうことにはなるのかの具体的根拠②アイソレイテッド地区に戻るとなぜ困るのかの具体的理由--については言及しませんでした。

おそらく、この発言を聞いた会場の多くの人が、「日本はこのまま行くとアイソレイテッド地区に戻ってしまうのね…」、そして「アイソレイテッド地区に戻ると困るのね…」と、漠然と思ってしまったことと思います。

アジアディレクターが意識していたかどうかは分かりませんが、これはある意味で”印象操作”であり、不安心理を煽ることによる”同調圧力”に他なりません。

確かに、「アイソレイテッド地区」に戻ると、アジアディレクターの”ステイタス”(仮にそういったものがあったとして…)は落ちるかもしれません。

「アイソレイテッド地区」に戻ると、アジアリジョンオフィスに入ってくる「リベート」は減るのかもしれません。

しかし、TICAのBy-Laws, Standing Rulesを確認してもらえれば分かりますが、「アイソレイテッド地区」になるためにはいくつもの条件を満たさねばならず、日本に関して言えば、余程のことがない限り、「アイソレイテッド地区」に戻ることなどあり得ないのです。

事実上あり得ないことを、あたかも容易にあり得るかのごとく話すのは”印象操作”に他なりません。

そして、これもまた、TICAのルールを確認してもらえれば分かりますが、少なくともクラブにとっても出陳者にとっても「アイソレイテッド地区」に戻って困ることなどないのです。

もっと言えば、仮に何か「困ること」があったとしても、それを上回る「いいこと」が「アイソレイテッド地区」にはあるのです。

現在 、日本は「アイソレイテッド地区」ではありませんから、オルタネイティブショーを開こうと思えば、事前にアジアディレクターの承認を得なければなりません。

しかし、「アイソレイテッド地区」に戻れば、事前にアジアディレクターの承認を得る必要はなくなり、クラブは自由にオルタネイティブショーを開けるようになります。

出陳者にとって最も大きな利点は、「タイトル」の取得要件が大幅に緩和される点でしょう。

「アイソレイテッド地区」なら、CHでもGCHでもDGCでもTGCでもQGCでもSGCでも、必要なポイントは現在の半分で済むのです。

もし、アジアディレクターが言うように、「たくさんのチャンピオンを増やす」ことがディレクターの使命であるなら、「アイソレイテッド地区」に戻れば簡単に達成できます。

次のアジアディレクターには、正しい解釈に基づく、正しい情報を、常にタイムリーで知ることができるようにする責務があると思っています。

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