ディレクターはメンバーの”僕(しもべ)”
TICAのディレクターは正しいリーダーであるとともに、メンバー全員に仕える”僕(しもべ)”でもなければならないと、私は思っています。
「パブリック・サーバント(Public Servant)」というのは公務員に対して使う言葉ですが、私はTICAのディレクターも同じだと考えています。
日本国憲法第15条2項にこう書いてあります。
「すべて公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」--。
同様に、TICAのディレクターは全てのリジョンメンバーへの奉仕者であって、一部のクラブやグループ、メンバーの奉仕者ではないはずです。
もし、みなさんの中に、アジアディレクターはTICAアジアの”支配者”であり、”実力者”であると考える人がいるなら、発想の転換をして頂きたいと思います。
みなさんがアジアディレクターに仕えるのではなく、アジアディレクターがみなさんに仕えるのです。
ですから、もし私が当選しても、私は”支配者”にはなるつもりはありませんし、”実力者”になるつもりもありません。
”支配者”でも”実力者”でもないわけですから、みなさんの意向を無視して”暴走”することも決してありません。
その意味で、3人の立候補者の中で誰が一番、”メンバー・サーバント”に向いているでしょうか?
”メンバー・サーバント”になるからには、自分のクラブのためではなく、親しいブリーダーやオーナーのためでもなく、平等かつ公平に全てのTICAアジアメンバーのために仕えることができねばなりません。
この選挙は、「強いリーダーシップ」を持つ人を選ぶものでも、TICAアジアの”支配者”を選ぶものでもありません。
ましてや、ディレクター権限を背景に”暴走”するような人物は決して選ぶべきではありません。
この選挙はメンバー全員に公平に仕えることができる人を選ぶ選挙だと思っています。