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2016年10月

2016年10月31日 (月)

Facebook(FB)の正しい使い方とTICAアジアの未来

昨日は都内で、TICAアジアのクラブによる盛大な”ハロウィーン”ショーが開かれましたから、土曜日を含めて海外のショーへの関心は薄かったかもしれません。

しかし、オーストリアのウィーンではFIFeの「World Show 2016」が土・日に開催され、その模様はFacebook (FB)でライブ配信されていました。

↓↓↓FBでライブ配信された様子はこちらでご覧頂けます↓↓↓
https://www.facebook.com/events/576586955852340/?active_tab=discussion

(※素晴らしい猫たちを見られるだけでなく、FIFeの審査方法やファイナル表彰の仕方はTICAやCFAとは全く違いますので、その違いを知るだけでも有益です)

こうした活用の仕方がFBの”真骨頂”のひとつであり、FIFeにできて、TICAアジアにできないはずはなく、こうした試みをTICAアジアでも取り入れられないかと思っています。

私は、SNSのこうした正しい使い方こそ、TICAアジアの未来を拓いていくと大きな期待を寄せています。

私がディレクターに当選した際は、どこまでできるか分かりませんが、SNSを正しくフル活用して情報発信力を高めていくことをお約束したいと思います。

続・「アルター」のファイナル変更を考える(4)

データをどう読み、解釈するか--。これはこれで難しい問題です。

先日、ご紹介した「アルター」と「キャッツ」のカウントにおける「SGC」(アルターは「SGCA」)取得済み率のデータもそのひとつでしょう。

2015~2016年(6月まで)の8回のショーで、「キャッツ」の「SGC」取得済み比率は平均22%、これに対して「アルター」は同60%(SGCA)でした。


Photo

《昨日、ご紹介したデータを再掲しました》

このデータから、「キャッツ」はSGC(SGCA)になれる猫が平均2割しかいないのに対して、「アルター」は平均6割に達しているとも読み取れるわけです。

「SGC」や「SGCA」になるためには、それなりにファイナルに入らねばならず、最後に「ベスト」を獲らなければなりません。

ということは、「アルター」ではそれだけファイナルに残っ てきた猫が多いという証左でもあるわけです。

「キャッツ」に比べて、「SGCA」になれる平均比率が3倍近く(22%→60%)も高い「アルター」において、さらにファイナルに残りやすくする改正案が果たして必要なの?

こうした”疑問”が出て来ても不思議ではありません。

もちろん、これはあくまであるリジョンにおける、ある一定期間のデータに過ぎませんから、真剣に分析に取り組むならば、TICA全体としてどうなのかを調べる必要がありそうです。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月30日 (日)

「誰に」ではなく「どの公約に」投票するかへ発想の転換を

投票になれば、有権者としてまずは「誰に投票しようか…」ということになるかと思います。

ただ、「誰にしよう、誰にしよう」という発想にとらわれすぎると、大切なものを見失いかねないのではないでしょうか。

なぜなら、「誰に投票するか」は「何を目指し、何を実現しようとしているか」を良く吟味した上での最終的な判断の”結果”に過ぎないからです。

個人的な好き嫌いはもとより、「仲がいいから」とか、「頼まれたから」とか、「同じクラブだから」とか、「義理があるから」ということで選んでいては、結局のことろ「何を目指し、何を実現しようとしているか」を全く考えないで投票することになりかねません。

しかし、大事なのはTICAアジアとTICAアジアメンバー全員のために、「何を目指して」くれるかであり、「何を実現して」くれるかでしょう。

個人的に「仲のいい」立候補者が、必ずしもTICAアジアとTICAアジアメンバー全員にとって最善の「公約」を掲げているとは限りません。

逆に、個人的に「仲の悪い」立候補者の方が、もしかすると最善と思える「公約」を掲げているかもしれません。

「誰」ではなく、「今、TICAアジアに必要なことは何か」--。

ひとりひとりがTICAアジアとTICAアジアメンバー全員のための一票を投じてこそ、総意としての健全なTICAアジアが生まれるのだと思っています。

続・「アルター」のファイナル変更を考える(3)

同じ「Championship Class」の「アルター」と「キャッツ」ですが、どちらの競争の方が厳しいでしょうか?

リジョンや国によって状況はマチマチでしょうから、ひとくちには言えないかもしれません。

ここで、ある海外のメンバーがあるデータを示しました。


Photo

「キャッツ」のカウントに占める「SGC」取得済みの猫の比率と、「アルター」のカウントに占める「SGC(A)」取得済みの猫の比率を比べたものです。

それによると、2015~2016年(6月まで)の8回のショーで、「キャッツ」の「SGC」取得済み比率の平均は22%、これに対して「アルター」は同60%(SGCA)でした。

このデータを紹介したメンバーが言いたいことは、「アルター」では「キャッツ」に比べて多くの「SGC」取得済みの猫が競争しており、本来、ファイナルに残っていいような猫ですら、ファイナルから外されているという現実があるということのようです。

そうであるなら、「アルター」のファイナル表彰の基準を緩和して、多くの猫をファイナル表彰することにそれなりの意義が見出せるということになります。

ただ、これはあくまで、あるリジョンにおけるある期間のデータに過ぎません。

もし、この”視点”について真剣に考えるのであれば、TICA全体のショーのデータについて、それなりの期間において分析する必要があるでしょう。

私がディレクターになった際は、TICAアジアのみなさんの意見を幅広くお聞きした上で、ボードにおいて様々な”視点”からの様々な分析の必要性を訴えたいと思っています。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は17:00の予定です。

2016年10月29日 (土)

小さな”意地悪”ひとつない世界を目指して

人間ですから、小さな間違いやうっかりミスはあると思います。

しかし、どんなに小さくても”意地悪”や”嫌がらせ”は良くありません。(※正当な批判や指摘は”意地悪”ではありません。念のため…)

特にその”意地悪”や”嫌がらせ”が、誰かを排除したり除外したりすることにつながる行為であれば、厳に慎むべきでしょう。

私が目指すTICAアジアは、小さな”意地悪”や”嫌がらせ”すらない”大人”の「趣味の世界」です。

そのためには、ディレクター自らが率先して、全メンバーに対し、分け隔てなく接し、どんなに小さくても決して”意地悪”しない姿勢を示すことが必要だと思っています。

「見学拒否」「 出陳拒否」はもとより、何かあるとすぐ排除したり、縁を切らせたりするような風潮をなくしてこそ、全員が本当に心から楽しめるショーになるのではないでしょうか?

ショー会場で、誰が誰と話そうと自由なはずです。

出陳者がどのクラブのどのショーに猫をエントリーしようが自由なはずです。

クラブ員がどのクラブのどのショーでクラークをしようが自由なはずです。

出陳者がどのリングに出して、どのリングをアブセントするかも自由なはずです。

そして、出陳者、ジャッジを問わず、自由に自分を表現し、自由に行動し、自由に発言できてこそ、心から楽しめるのであり、そうしたことをできるのが真の意味での”大人”の「趣味の世界」なのではないでしょうか?

少なくともこれまでのTICAアジアはこうした理想とはほど遠いと言わねばなりません。

ですから、こうした体制を引き継ぎ、組織風土を継承することなどあってはならず、この際、きっぱりと過去を断ち切らねばならないと思っています。

そのためにできることは何か--。みなさんと一緒に全力で取り組みたいと思います。

続・「アルター」のファイナル変更を考える(2)

「アルター」も「キャッツ」も同じ「Championship Class」--。

違いは、避妊・去勢猫であるかないかという1点だけです。

もちろん、避妊・去勢することによる様々な影響はあるわけですから、幅広く考えれば違いはいくつもあるかと思います。(だから、2つに分かれて審査されていると言えます)

しかし、どちらの猫の方が「優れているか」「優れていないか」という面において、基本的には「違いはない」というのが前提ではないでしょうか。

だからこそ、同じ「Championship Class」であるとも言えます。

海外のあるメンバーの意見は、もしそうであるなら「アルター」と「キャッツ」のタイトルの価値も同じであるべきであり、「アルター」のタイトルの価値を下げるべきではないというものです。

確かにそう言われれば、これはこれで”一理”あると言えそうです。

ただ、これはあくまで、TICAのタイトルを俯瞰して見た場合であって、「アルター」にだけ出している一般オーナーにとってはファイナルにたくさん残れた方が嬉しいでしょうし、トントンとタイトルが上がった方がやはり嬉しいでしょう。

いずれにしても、多様な視点から考えることが重要だと私は思っています。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は17:00の予定です。

2016年10月28日 (金)

「本質」を見失ってはいけない…

昨日のプロ野球日本シリーズ第5戦は、9回2死満塁からの劇的なサヨナラ満塁ホームランで日ハムが勝ちました。

ということで、楽しみにしていた「ドクターX~外科医・大門未知子」は50分遅れでスタートとなったわけですが、視聴率はなんと24.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したそうです。

言わずもがなかもしれませんが、このシリーズの見どころは…

「孤高の天才外科医・大門未知子が金と欲にまみれた病院組織にメスを入れる人気医療サスペンス。医療の本質を見失い、病院の格付けに躍起になる“白い巨塔”に立ち向かう」--。

このシリーズを見るたびに、猫界がダブってしまうのです。

目先の「勝ち負け」という”ギャンブル感覚”や”カネ””欲”にまみれていないでしょうか…。

私たちはTICAの「本質」、TICAのショーの「本質」を見失っていないでしょうか…。

病院経営も企業経営もスポーツ界も政界も、不正や腐敗を断ち切ろうという動きが広がるなかで、「趣味の世界」だけ同じでいいわけがないと思うのです。

もし、変わらず同じであるなら、世の中の全てが大きく変わりつつあるわけですから、猫界だけ取り残され、良識と常識のある人は誰も見向きもしなくなることでしょう。

ですから、力不足のいちメンバーに過ぎませんが、誰かが”白いキャットタワー”に挑まねば…と思ってしまうのです。

【日本語版】TDS Onlenの機能向上に向けたアンケート

「協力したいけど、英語のアンケートではやる気が起こらないわ…」といった声を多数頂きましたので、簡単な日本語訳をご紹介することにしました。

オンライン・アンケートはこちら→
http://tinyurl.com/jbvdujx

Regarding TDS Online
Please rate the following features on how important they are to you.
(TDS Onlineに関し、あなたにとってどれくらい重要度があるか評価して下さい)

「Very Important(非常に重要)」「Important(重要)」「Don't Use(使っていない)」「Not Applicable(それ以外)」

・Litter Registration(リター登録)
・Individual Registration(個体登録)
・Claim Titles (タイトル申請)
・Vote(投票)
・Renew Membership(会員資格更新)

How do you normally register your litters?(リター登録は普段はどうやっていますか?)
  □郵送  □FAX  □メール  □TDS Online  □ブリーダーではありません。

How do you usually register individual cats?(個体登録は普段はどうやっていますか?)
  □郵送  □FAX  □メール  □TDS Online

New TDS Features
Would you use TDS Online more if it had the following features?
(新しいTDSの機能について、以下の機能があったなら、もっとTDS Onlineを使いますか?)

「Definitely(間違いなく使う)」「Most Likely(十中八九使う)」「Maybe(たぶん使う)」「No(使わない)」「Does Not Apply(適さない)」 

・Register cat to new owner (新しいオーナーへの猫の登録)
・Order Email Only Pedigree (血統図のメールでの申請)
・Have TDS available in more languages (TDS Onlineでの英語以外での言語表示)
・Request Color Changes Online (カラー変更のオンライン申請)
・Print any registration document for any cat (猫の登録証の印刷)
・Record PKD1 and other test results on cat record (「PKD1」やその他の検査結果の記録)

What do you like about TDS Online? (TDS Online で好きなところは何ですか?)

What do you like least about TDS Online? (TDS Onlinedeで良くないところは何ですか?)

もし、みなさんの中で、自由回答欄にぜひ記入したいけれど、英語で書けないというメンバーの方がいらっしゃいましたら、日本語をこちらにお送り頂ければ、英語に訳してお伝え致します。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月27日 (木)

私の「思い」や「願い」ではなく、「今、TICAアジアに必要なこと」

私の「所信表明」や「公約」に関し、ひとつだけ、ぜひともみなさんに理解して頂ければと思うことがあります。

それは、「所信表明」や「公約」を考える上での私の”出発点”についてです。

決して、単なる「私の思い」でも「私の願い」でもなく、あくまでTICAアジアメンバー全員が楽しめる開放的な組織にするには「何が必要か」「何が欠かせないか」であったということです。

全ての私の”公約”は単なる自分の「思い」や「願い」ではなく、目標を掲げるに当たっては、「実現可能性」をよく吟味したうえで、実現可能なことだけを表明しているつもりです。

自分のことだけ、自分のクラブのことだけ、自分の仲の良いメンバーのことだけを考えたディレクターがTICAアジアを運営したらどういうことになるかは、みなさんがよくご存知のはずです。

ですから、この路線を継承することだけは決してあってはならないと考えています。

自分のことを考えるのでもなく、自分のクラブのことを考えるのでもなく、自分の仲の良いメンバーのことを考えるのでもなく、全メンバーがどこのクラブに属しているかは関係なく、みなさんが何かに縛られることなく、いつでも自由に楽しめることを第一に考えました。

どこのクラブに属しているとか、誰と仲がいいとかとは関係なく、全クラブ、全メンバーに対して公平・公正に運営できるディレクター、誰にも身近でかつ平等に接することができるディレクターが生まれなければならないと思って、私の「所信表明」や「公約」を作りました。

【お知らせ】TDS Onlineの機能向上に向けたアンケート

米国TICA本部サイトにある「TDS Online」の改善や機能向上に向けたオンラインアンケートが実施されています。

↓↓↓オンラインアンケートはこちら↓↓↓
http://tinyurl.com/jbvdujx

質問項目は大きく分けると2つあり、1つは現在の利用状況に関するアンケート、もう1つは将来的に必要とされる機能は何かについてのアンケートです。

自由回答欄もあり、「TDS Online で最もいいところは何か?」、逆に「最も良くないところは何か?」という質問もあります。

みなさんの声により、使い勝手が良くもなり、悪くもなります。

是非、みなさんの率直な意見を伝えて頂ければと思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月26日 (水)

TICAアジアに必要なのは「サーバントリーダー」

「サーバントリーダー」というリーダーシップ哲学があります。

提唱者であるロバート・グリーンリーフ氏は1970年に出版した著作の中で、「リーダーである人はまずメンバーに奉仕し、メンバーを導くものである」と説きました。

今、TICAアジアに必要なのは「強いリーダーシップ」でも、従来タイプの支配する「リーダーシップ」でもなく、「サーバントリーダー」による「サーバントリーダーシップ」であると思っています。

メンバーを支配する従来タイプのリーダーと「サーバントリーダー」の違いを比べてみましょう。

《支配型リーダーの言動》        VS  《サーバントリーダーの言動》 

・地位と権威に頼ったリーダーシップ       ・正義や善意に基づいたリーダーシップ

・「やりなさい」と命令する                 ・「やりましょう」と求める

《支配型リーダーの下でのメンバー》 VS  《サーバントリーダーの下でのメンバー》 

・恐れや義務感で行動する               ・やりたい気持ちから行動する

・言われてから行動する                  ・言われる前に行動する

・言われたとおりにしようとする            ・工夫できるところは工夫しようとする

・リーダーの機嫌を伺う                 ・やるべきことに集中する

・リーダーの指示に従っている感覚        ・リーダーと一緒にしている感覚

現在のTICAアジアはどちらに近いと言えるでしょうか?

私は、従来タイプの支配する「リーダーシップ」に近いと思っています。

これに対して、私が目指す「正しいリーダーシップ」とは、まさに「サーバントリーダーシップ」であり、「サーバントリーダー」が「正しいリーダーシップ」を発揮してこそ、メンバー全員が何を気にかけることなく楽しめる組織になると思うのです。

キーコンセプトは「まずメンバーのために奉仕する」ということです。

このコンセプトは、私とリジョンオフィススタッフをリジョン運営における「メンバーファースト」、TICAアジアのショーにおける「出陳者ファースト」に導いていきます。

TICAアジアにおいて「サーバントリーダー」を誕生させることがクリーンで健全なTICAアジアへの最短の道であると私は思っています。

続・「アルター」のファイナル変更を考える(1)

今、海外のメンバーの間で、「アルター」のファイナル表彰基準の変更について、活発な意見交換がされていますので、その中から新しい”視点”と思われるものを取り上げてご紹介します。

ひとつは、「アルター」も「キャッツ」も同じ「Championship Class」であり、「同じクラスの中でファイナル表彰の基準が違うのはどうなのか?」というものです。

同じ「Standard」で審査している以上、「同じクラスは同じ基準でファイナル表彰すべき…」との意見には”一理”あるように感じます。

ただ一方で、同一クラスではあっても、「IW」「RW」の称号に関しては、表彰基準が「アルター」と「キャッツ」で違うという現実もあります。(例えば、「キャッツ」はAB上位25頭に加え、LHとSHもそれぞれ上位25頭が表彰されますが、「アルター」はAB上位25頭だけです)

私の個人的な見解としては、「アルター」の表彰制度全体の見直しを念頭に置いて、ファイナル表彰のあり方を考えるべきではなかったかと思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月25日 (火)

私にしか出来ないこと、TICAアジアのために(2)

「私にしか出来ない」ことの裏返しで、「私には出来ないこと(=私はしないこと)」も、次のディレクターを選ぶ際の重要な要素だと思っています。

例えば、私は決してキレることはありません。

みなさんは、私がショー会場でキレたところを見たことがあるでしょうか?

私がジャッジや出陳者に因縁を付けたり、凄んだり、怒鳴ったりしたところを見たことがあるでしょうか?

アジアディレクターになる人は、決して因縁を付けたり、キレて怒鳴ったり、凄んだりする人であってはならないと思っています。

私は、手の平を返すことも、ぶれることも、フラフラすることもしないです。

しかし、頑固とは違います。方針転換するような場合には、必ず説明責任を果たし、納得を得るための最大限の努力をします。

正当な根拠、合理的な理由もなく、手の平を返すようなことはしませんし、みなさんの納得を得ずに決して手の平を返したり、裏切ったりしません。

私は、一方だけに偏ることはありません。

どのクラブ、どのブリーダー、どのオーナーも依怙贔屓はしませんし、「自分のクラブが大事」「自分の仲間が大事」という考え方も決してしません。

判断の偏りは必ず組織全体をゆがめ、ひずませます。

「キレない」「ぶれない」「偏らない」--。

この3つは、TICAアジアで新たな混乱を招かないため、不公平感をなくし健全な組織に導くためにも、アジアディレクターに不可欠な”資質”だと私は思っています。

【重要】TICA、投票スタート!締切は日本時間12月8日(木)朝8:00

TICAのディレクター選挙とルール改正案の投票が始まりました。

「TDS Online」に登録しているメンバーには外部の独立した選挙代行サービス会社「Election-America」からメールが届いているかと思います。(※米国TICA本部から配信されているわけではありません)

登録していないメンバーには国際郵便で投票用紙が届きます。


投票締切は米国中部標準時間(CST)の12月7日(水)夕方5:00ですから、日本時間の12月8日(木)朝8:00になります。

【「TDS Online」を使った投票の仕方】

①メールにある
https://online.tica.orgをクリックして「TDS Online」のサイトに行きます。

②「TDS Online Login」画面で、登録してある「Email」と「Password」を入力し、右下にある「LOGIN」をクリックします。

③左側にいくつもの項目が縦に並んでいますが、「Member LEVEL」と書いてあるグループの一番上にある「VOTE」をクリックします。

④そうすると、「2016 TICA Annual Ballot」の四角で囲った中に、あなたの「USER NAME」と「PASSWORD」が表示されますので、それを確認し、右側にある「VOTE NOW」をクリックします。

⑤新しく出てきた画面は選挙代行サービス会社「Election-America」のサイトです
。(※TICAのサイトではありませんから、誰が誰に投票したかは分からないようになっています)

⑥ そこに先ほどの「USER NAME」と「PASSWORD」を入力(コピペでOK)し、その下にある「Enter」をクリックします。

⑦そうすると、オンライン投票用紙が表示されます。「YES」「NO」のそれぞれの左横にある□をクリックするとチェックの印が表示され、もう1度クリックすると消えます。

⑧上から3つがルール改正の投票(それぞれのルールの表示部分をクリックすると詳しい改正内容を英文でご覧頂けます)、4つ目がアジアディレクター選挙の投票です。

(※BGセクションのメンバーは5つ目の投票として、ロングヘアBGを認めるか「YES」、認めないか「NO」の投票が付いています)

⑨アジアディレクター選挙の投票欄に3人の立候補者の名前が並んでいますが、「
Juri Yawata」のところだけリンクが貼ってあり、「所信表明」を確認できます。(投票前にもう1度、「所信表明」をご確認頂ければ幸いです)

⑩右下にある「Submit」をクリックすれば投票完了です。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月24日 (月)

たとえ不都合な決議内容であったとしても…

覚えていらっしゃるメンバーがどれだけいるか分かりませんが、TICAボードの「議事録」訳文は、こちらの記録に残っている限り、少なくとも2014年分は2015年のある時点までアジアリジョン公式サイトに掲載されていました。

■2014.11.16 TICA Annual Board meeting 議事録 (8/27分) 訳文

■2014.7.18 TICA Spring Board meeting 議事録 (後半) 訳文

■2014.6.30 TICA Springl Board meeting 議事録 (前半) 訳文

■2014.11.16 TICA Winter Board meeting 議事録訳文

しかし、ある時点で全て削除され、現在の公式サイトの「BOARD MEETING MINUTES」をご覧頂ければ分かるように、「2016年」しかなく、しかも「2016 Annual Board Meeting」ひとつしか掲載されていません。

訳文がないわけではないのですから、しっかり載せるべきだと思うのは私だけでしょうか?

仮に自分に都合が悪いこと、自分のクラブに都合の悪いことが記載されていたとしても、ディレクターとして、セクレタリーとして「すべきことはすべき」だと思っています。

そして、ディレクターとリジョンオフィスがそうした姿勢を示していくことで、「いい猫はいい」と評価する組織風土の醸成にもつながっていくのではないでしょうか。

私がディレクターになった際は、自分や自分のクラブに都合の悪いことが記載されていても、「議事録」は「議事録」として、訳文なり抄録なり要約なりをしっかり掲載することをみなさんにお約束したいと思います。

コミュニケーションを阻む風潮をなくす努力

誰と何を話し合うか--。

コミュニケーションの取り方を考える上で、これはとても重要な要素でしょう。

メンバー全員で意見交換すること、クラブ代表者で意見交換すること、ジャッジの間で意見交換すること、当事者同士だけで意見交換すること--。

テーマや内容によって使い分けてられてこそ、コミュニケーションは円滑に進むというものです。

ディレクターを目指すならなおさらのこと、この使い分けがしっかりできなければならないと思っています。

とは言え、私は”密談”や”密約”のようなやり方には賛成しかねます。

小池都知事が都政運営の意思決定に関して指摘しているように、アジアリジョンにおいても”ブラックボックス”のようなものがあってはならないと思っています。

私自身、「透明性」の向上を呼びかけて立候補しているわけですから、基本的に全員に公開することを大前提にしています。

しかし、だからといって何 でもかんでも、みんなに話すと言うのでは、意見交換や議論が成り立ない場面があることも事実です。

「メールを頂いた場合、今後は全てクラブのスタッフに回します」という一方的”通告”などはその一例でしょう。

クラブ員同士、メンバー同士でも、「あなたからメールを頂いた場合、今後は全てクラブ代表者にも回します」「あなたからメールを頂いた場合、今後はディレクターにも回します」と一方的に”通告”されたとしたら…。

2人で話し合うこと、当事者で話し合うこと、第三者を交えて話し合うこと、全員で話し合うこと--。

こうしたことを見極められてこそ、円滑で円満なリジョン運営ができるのではないでしょうか。

Positive & Constructiveな意見交換を積極的に進めるためにも、コミュニケーションを阻むような風潮をなくす努力が欠かせないと思っています。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月23日 (日)

「負けても満足」? 大きな違和感

「投票日まで一生懸命動く。そうすれば勝とうが負けようが引き分けようが、私は満足するだろう」--。

米大統領選の共和党候補のトランプ氏がノースカロライナ州で演説(21日)し、こう話したとの報道がありました。

私はこの発言に大いなる違和感を覚えました。

なぜなら、大統領選挙はオリンピックのような個人競技とは違います。

トランプ氏は「Make America Great Again!」をスローガンに掲げて立候補したわけです。

個人競技なら悔いのないように戦って負けても、「私は満足」ということがあり得ても、トランプ氏について言えば、彼はアメリカ及びアメリカ国民のために戦い、「Make America Great Again!」は彼にしか出来ないと思っているわけです。

たとえ負けたからと言って、それで満足することがあってはならないはずです。

私はTICAのディレクター選挙も同じだと思っています。

少なくとも私は、TICAアジア全体のため、TICAアジアメンバー全員のために、TICAアジアの健全化は私にしか出来ないと思って立候補したわけですから、「負けても満足」と思えるはずがありません。

この選挙は私の私利私欲で戦っているわけでも、自分のクラブのためでも、懇意にしているブリーダーやオーナーのためでもないからです。

TICAアジア全体のため、TICAアジアメンバー全員のためである以上、万が一、負けても、また3年後を目指して頑張り続けます。

これもまた私の「公約」であり、みなさんとの「約束」です。

円滑にコミュニケーションが図れないのは…

今年のノーベル平和賞の授与はなかなか”平和裏”というわけにはいかないようです。

ボブ・ディラン氏は、授賞を伝えるスウェーデン・アカデミーからの再三の電話に応じず、受賞決定に関して公の場でコメントもしていません。

同氏の公式サイトからは「ノーベル文学賞受賞者」の表記が削除されたとの報道もありました。

ついに選考委員会のひとりが、こうしたディラン氏の態度について、「無礼で傲慢だ」と述べたとも…。

そして、それに対しては「『無礼で傲慢だ』という選考委員こそ、無礼で傲慢だ」という批判も出る始末…。

一連の報道を見聞きして、私は「他山の石」にしなければならないと思いました。

アジアディレクターも同じです。

TICAアジアメンバーとのコミュニケーションにおいて、絶対に「無礼で傲慢」であってはならないでしょう。

立候補者のひとりは、「出陳拒否」を巡ってアクトクラブ員の家に電話をかけてきて、「何考えてんの? ふざけたことすんなって言うの!」などと留守電にメッセージを入れました。

かと思うと、もうひとりの立候補者はアクトクラブ員に対し、「メールを頂いた場合、今後は全てクラブのスタッフに回します」と一方的に”通告”してきました。

こんなことをしていて、どうして全TICAアジアメンバーとのコミュニケーションがうまく図れるというのでしょうか…。

どんなトラブルがあろうと、どんな対立があろうと、私は「それはそれ、これはこれ」としっかり区別し、対話の窓を決して閉ざさず、礼儀正しくコミュニケーションを取り続けなければならないと思っています。

そして、私が常にそうしてきたことは、現アジアディレクターが一番、良く知っていると思います。

何かあると”凄んだり”、粗野な言葉を投げ付けたり、そうかと思うと一方的にコミュニケーションの扉を閉ざしたりするようなディレクターでは、リジョン内のコミュニケーションが円滑に進むはずがありません。

誰なら決してコミュニケーションの扉を閉ざさず、常に冷静に対応できるのか--。

ディレクターとのコミュニケーションはメンバー、出陳者ひとりひとりにとって、とても重要なことだと、私は思っています。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は17:00の予定です。

2016年10月22日 (土)

ディレクターはメンバーの”僕(しもべ)”

TICAのディレクターは正しいリーダーであるとともに、メンバー全員に仕える”僕(しもべ)”でもなければならないと、私は思っています。

「パブリック・サーバント(Public Servant)」というのは公務員に対して使う言葉ですが、私はTICAのディレクターも同じだと考えています。

日本国憲法第15条2項にこう書いてあります。

「すべて公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」--。

同様に、TICAのディレクターは全てのリジョンメンバーへの奉仕者であって、一部のクラブやグループ、メンバーの奉仕者ではないはずです。

もし、みなさんの中に、アジアディレクターはTICAアジアの”支配者”であり、”実力者”であると考える人がいるなら、発想の転換をして頂きたいと思います。

みなさんがアジアディレクターに仕えるのではなく、アジアディレクターがみなさんに仕えるのです。

ですから、もし私が当選しても、私は”支配者”にはなるつもりはありませんし、”実力者”になるつもりもありません。

”支配者”でも”実力者”でもないわけですから、みなさんの意向を無視して”暴走”することも決してありません。

その意味で、3人の立候補者の中で誰が一番、”メンバー・サーバント”に向いているでしょうか?

”メンバー・サーバント”になるからには、自分のクラブのためではなく、親しいブリーダーやオーナーのためでもなく、平等かつ公平に全てのTICAアジアメンバーのために仕えることができねばなりません。

この選挙は、「強いリーダーシップ」を持つ人を選ぶものでも、TICAアジアの”支配者”を選ぶものでもありません。

ましてや、ディレクター権限を背景に”暴走”するような人物は決して選ぶべきではありません。

この選挙はメンバー全員に公平に仕えることができる人を選ぶ選挙だと思っています。

散歩のついでに山は登れない…

企業経営の”格言”で、よく「散歩のついでに富士山に登った人はいない」と言われます。

富士山でもエベレストでもそうですが、登山するにはそれなりの入念な「備え」をし、「自らに課題を課して訓練」し、「実践」していかねばなりません。

いきなり富士山に登ろうと思い立っても決して登れませんし、結局、周囲に迷惑をかけるだけになってしまいます。

TICAのディレクターも同じではないでしょうか。

普通にクラブ運営し、普通にブリーディングをし、普通にジャッジをしているからといって、いきなりディレクターの仕事ができるわけではありません。

私は、この3年間、今回の選挙のために、入念な「備え」をし、、「自らに課題を課して訓練」し、「実践」してきたつもりです。

ディレクターの「心構え」とはどうあるべきか、ディレクターの「資質」とは何か、そして今のTICAアジアに必要なディレクターとしての「仕事」は何か--。

前回選挙の始まった時から数えれば1000日以上、毎日、真剣に考えてきました。(365日×3年間=1095日)

もちろん、それでもみなさんから見れば、「まだ足りない…」と思われるかもしれませんが、その分は今後さらに努力を積み重ねたいと思っています。

※本日も2本をアップする予定です。2本目は17:00の予定です。

2016年10月21日 (金)

「議案」と「議事録」は一体で考えるべき

TICAアジア公式サイトにアップされた「2016 Annual Board Meeting議事録(翻訳)」をご覧になられたでしょうか?

残念ながら”やっつけ仕事”的なもので、これでディレクターやセクレタリーがその「責務」を十分に果たしたとは思えないのです。

第一に、「議案」と「議事録」はセットであり、「議事録」だけ翻訳して掲載しても十分に理解することはできません。

私なら「議事録」の翻訳をアップするのであれば、併せて「議案」の翻訳もアップします。

第二に、「翻訳」自体もいい加減と言わざるを得ません。

1ページ目から、何度も出てくる「Without objection」の訳が「意義なし」となっていますが、正しくは「異議なし」です。

要は、翻訳家(会社)もいい加減なら、それを受け取ったアジアディレクターなり、リジョンオフィスも右から左へアップしただけで、翻訳をチェックした形跡がないのです。

そのことは、翻訳がこなれた表現になっていないことからもうかがえます。

私がアジアディレクターに当選した際には、「議案」と「議事録」はセットでアップすることをお約束します。(※全文にするか、要約にするか、抄訳にするかは未定です)

仮に、翻訳家や翻訳会社を使ったとしても、私がしっかり監修して、TICAアジアメンバーに分かりやすい表現に改めてからアップすることをお約束します。

「速報性」と「正確性」「分かりやすさ」の3点を両立させるのはなかなか難しいですが、私がアジアディレクターになった際には両立すべく、最大限の努力を傾けたいと思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

【ニュース解説】猫の急性腎不全の治療法(4)

3回シリーズでお伝えしてきた猫の急性腎不全の治療法(10月13~15日)ですが、続報が入りましたのでお伝えします。

まず一つは、「AIM」というタンパク質が単にあればいいかというと、そうではないという点です。

活性化しやすい形でないと効果がないそうで、残念なことに猫の持つ「AIM」は活性化しにくい形になっていることが分かっているそうです。

そこで研究チームは今後、活性化しやすい「AIM」を治療薬として開発する考えで、2年後に猫での臨床試験に入りたいとのこと。

さらに、その後、人間でも臨床試験を進め、最終的には猫とヒトの両方に効く治療薬の開発につなげたい意向とのことです。

従って、治療薬として世に出てくるのは、早くて5~6年先ということになりそうです。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月20日 (木)

何も変わらない? 何も変わってない?(7)

確かに、いまだに変わっていない人もいるかもしれませんが、それでも全体として見れば着実に変わりつつあるのではないでしょうか。

例えば、「○○とは口をきいてはならない」とか、「○○とは縁を切れ」とか、そういうことを平然と言うメンバーは以前に比べてめっきり少なくなりましたし、そうしたことを吹き込まれて唯々諾々と従うメンバーも減ってきました。

もちろん、今なお裏でこうした”嫌がらせ”を行い、それに従って動く人もいますが、もはや少数派でしょう。

ここ数年の間に、そうした子供染みた”嫌がらせ”や”意地悪”がTICAアジアを蝕んできたことを理解するメンバーが増えてきたように思います。

それもこれも、常識と良識を持ち合わせたメンバーが「いけないことはいけない」「おかしいことはおかしい」と考え、言いなりにならなくなってきたからではないでしょうか。

それでも、いまだに何か指摘すると「やれるもんなら、やってみろ」とか、「どうなるか、わかっているのか」とか、「100年早いんだよ」とFacebook(FB)などに書き込むメンバーもいます。

しかし、3年前、6年前、9年前ならそうしたやり方が普通に通用しても、もはやそうした”嫌がらせ”が功を奏するTICAアジアではなくなりつつあるのではないでしょうか。

”嫌がらせ”や”いじめ”を根絶するのは難しいとしても、確実にそして着実に、TICAアジアから”嫌がらせ”や”いじめ””意地悪”は減りつつあり、あからさまに「同調圧力」をかける人も少なくなってきていると思っています。

私はこの良い流れがさらに加速し、TICAアジア全体にくまなく広がることを願ってやみません。

【重要】TICA選挙、24日(月)から投票開始へ

TICAのディレクター選挙とメンバー投票は、週明けから始まります。

「TDS Online」に登録しているメンバーは、早ければ米国現地時間24日(月)(※日本時間だと25日(火)にずれ込むかもしれません) から投票できるようになる見通しです。

「TDS Online」に登録していないメンバーに対しては、投票用紙が郵送で送られてきます。


TICAのディレクター選挙の投票も一般メンバーのルール改正等の投票も、誰が誰に投票したか、誰が賛成票を入れたか、誰が反対票を入れたかは一切、分からない仕組みになっています。


これはTICA会長、副会長、ボードメンバーを問わず、誰ひとりとして誰が誰に投票したかは分かりません。

「TDS Online」を通じた「オンライン投票」の場合も、”入り口”はTICAの「TDS Online」ですが、そこから外部の独立した選挙サービス代行会社のサーバーに飛び、厳重なセキュリティのもとで投票が管理されます。

決してTICAのサーバー上で、オンライン投票が行われるわけではありません。

郵送で投票用紙を送る場合も同じです。

郵送先は米国TICA本部ではありません。

みなさんはTICAを経由せず、選挙サービス代行会社宛に直接、投票用紙を送ることになります。

ちなみに郵送で投票用紙を送る場合、封筒の表書きに直筆のサインをする必要がありますが、それはあくまで封筒です。

投票用紙そのものにサインする必要はなく、最終的に投票用紙だけを集計するわけですから、誰の投票用紙であるかは分からないのです。


外部の独立した選挙サービス代行会社が厳重な管理のもとで開票作業をし、結果だけをTICA本部に伝えることになっています(※2015年は「Election-America, Inc.」、2014年は「Votenet Solutions, Inc.」という、いずれもワシントンDCに本社を置く企業でした)

自分が誰に投票したか、あるいは自分が賛否のいずれに投票したかが、分かってしまうことを心配して棄権しようと思っているメンバーがいるとしたら、そのような心配は一切ないので安心して頂ければと思います。

もし、誰かが「誰に投票したか、後で分かるのよ」と言う人がいたなら、それは悪質な”デマ”ですから注意して下さい。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月19日 (水)

何も変わらない? 何も変わってない?(6)

本当に何も変わっていないでしょうか?

この1~2年と、3年前、6年前、9年前を比べて、果たして「何も変わっていない」でしょうか?

私は、少しずつかもしれませんが、変わってきていると思っています。

例えば、「クラブ員の猫であろうがなかろうが、いい猫はいい」と評価する動き--。

そうした動きの変化は僅かかもしれませんが、広がる傾向にあると感じています。

もちろん、開き直ってファイナルはクラブ員の猫や懇意にしているブリーダー・オーナーしか入れないというのであれば仕方ありません。

「ベスト」はクラブ員の猫であることだけは譲れないと頑なな姿勢を貫くのであれば、それもまた仕方ありません。

クラブ員の猫なら失格対象でもファイナルに入れ、「ベスト」にすると言うのなら、それはそれで仕方ありません。

しかし、誰もが、何にも束縛されず、何のしがらみに縛られることなく、おもむくまま自由に審査し、評価したいはずです。(もちろん、「Standard」に沿ってという前提ですが…)

「この猫はいい猫なのに…」と心の中で思いながら、何かしらの”しがらみ”や”圧力”によって、ファイナルから外したり、ファイナルの順位を下げたりしては、審査していても全く楽しくないでしょうし、ストレスが溜まるばかりでしょう。

クラブ員の猫であろうがなかろうが、親しいブリーダーやオーナーの猫であろうがなかろうが、依怙贔屓せず、「いい猫はいい」と評価する動きが広がれば、必ず「品」と「質」を備えたメンバーは増え、TICAから去って行った出陳者も還って来るはずです。

【TICA投票】ロングヘアBGの投票について

TICAのベンガル(BG)Breed Sectionメンバーの方にお知らせです。

今回のディレクター選挙の投票の際に、「ロングヘアBG」を認めるかどうかの投票も同時に行われます。(※この投票は「Breed Section」で「BG」を選んだメンバーだけができます)

認められれば、来年度からロングヘアBGが出陳できるようになる見通しです。

これまで、「Kashmir」の名称で親しまれてきましたが、投票用紙ではこの名称は使われておらず、「Longhair Bengal」となっています。

正式名称が「Longhair Bengal」になるか、「Bengal Longhair」になるか分かりませんが、略号は「BGL」のようになるのかもしれません。

賛成なら「YES」、反対なら「NO」の方に投票することになります。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月18日 (火)

何も変わらない? 何も変わってない?(5)

もしかすると、「何も変わらない」でいる集団にいると、変化に気付かないのかもしれません。

しかし、「変わりつつある」集団にいると、微妙な変化でも気付きます。

例えば、ショーは決して「勝った」「負けた」の世界ではないということもそのひとつでしょう。

「青」「黒」のリボンが付けば「気持ちいいわね」と気分を良くし、ファイナルに入ろうが入るまいがおかまいなしに、一般審査でライバルの猫に勝ちさえすれば「それで良し」とするような出陳者の仲間に入っていれば、変化には全く気付かないと思います。

ですが、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という格言があるように、私の周囲では「勝ち負け」にこだわるのではなく、その「原因と理由」をしっかり考えるブリーダーやオーナーが着実に増えています。

「なぜ」を考えてこそ”学び”につながり、進歩があるのであって、「勝った」「負けた」に一喜一憂していては”学び”も”進歩”もありません。

「スタンダード」こそが真の意味でのライバルであって、そのことを知るメンバーを増やすことが大切です。単にメンバーを増やせばいいと考えるから、「勝った」「負けた」に一喜一憂するメンバーが増えてしまうのではないでしょうか。

猫界は確かに「趣味の世界」ではありますが、決して「勝った」「負けた」を楽しむ場ではありません。

少なくとも、私の周囲では「スタンダードを学ぼう」「ルールを学ぼう」という意欲と積極性を持つメンバーが増えており、こうしたメンバーを増やしていくことがTICAアジアをさらに変えていくのだと思っています。

【TICA投票】一般メンバー投票は3つあります。

今回のTICAの投票は、ディレクター選挙と併せて、ルール改正に関する一般メンバー投票が3つあります。

すでに、一部はこのブログでもご紹介しましたが、改めてご紹介します。

①Proposal 1 Rationale: Amend Registration Rule 33.8.3

Advanced New Breed(アドバンスト・ニュー・ブリード、ANB)の猫種がチャンピオンシップに上がる際の要件について、ルール上、曖昧な表現があるため、それを明確にするための改正です。

具体的には、現状、昇格要件として「The World Cat Congress(WCC)からライセンスを受けた少なくとも35回のショーで、そのうち10回はTICAのショーであること」となっていますが、いつの時点を指すのか曖昧でした。

そこで、「whilst the breed is at ANB status(その該当猫種がANBである間に)」という文章を加えることにしました。

TICAアジアメンバーにはほとんど関係ありませんが、文章を加えることに賛成なら「YES」、反対なら「NO」に投票します。

②Proposal 2 Rationale: Amend Bylaws 19.2.4 and 19.2.7

By-Lawsの「Executive Session(非公開会議)」に関する改正案です。(※TICAアジアでは長年、Executive Sessionの和訳を「秘密会議」として来ましたが、その主旨は「秘密にすること」にあるのではなく、「公開会議」に対して「非公開」にするということに鑑み、アクトでは「非公開会議」と訳します)

これまで、「非公開会議」の対象とする人物については、「a member」と規定してきましたが、これを「an individual」と改めます。これにより、TICAメンバー以外も、「非公開会議」の対象に含むことができるようになります。

もうひとつは、これまで「非公開会議」での議題として取り上げられた当事者が、TICAに対し議事録の提供を求めた場合、「根拠のない異議申し立て等については対象外」としてきましたが、この部分を削除し、「By-Law 19.2.4のもとで非公開会議で話し合われる特定の情報を除き」と差し替えます。

これにより、根拠がある異議申し立てであるかどうかとは関係なく、By-Law 19.2.4で定めた内容に関する事柄に関しては、当事者に対する議事録提供の対象外となります。

このルール改正は「非公開会議」に関するものなので、多くのTICAアジアメンバーには関係がありませんが、「非公開会議」の透明性向上の一助になるもの期待されます。(※透明性向上に向けた大きな一歩か、小さな一歩かは評価の問題なので別です)

従って、「非公開会議」の透明性向上に向けた改正に賛成なら「YES」、反対なら「NO」に投票します。

③Proposal 3 Rationale: Amend Show Rules 212.3 and 212.4

アルタークラスのファイナル表彰の要件を緩和(ファイナルに入りやすくなる)しようという改正案です。

アジアリジョンにとっても大きなインパクトを与えるだけに、賛否を決める前に、ぜひ以下のブログをもう一度、お読み頂ければと思います。

8月 4日 【TICAルール】「アルター」のファイナル表彰変更について
9月 8日 【重要】TICA Annual Board Meetingの主な決議結果
9月23日 【続報】TICA Annual Board Meeting(1)
10月 4日 【詳報】アルタークラスのファイナル表彰改正について(1)
10月 5日 【詳報】アルタークラスのファイナル表彰改正について(2)
10月 6日 【詳報】アルタークラスのファイナル表彰改正について(3)

簡単におさらいすると、ファイナルに入りやすくなるということは、たやすくタイトルが獲得できるようになるわけですから、TICAのタイトル自体の価値が下がることにつながります。

ファイナルに入りやすくなり、早くタイトルを獲得できるようになるということは、タイトル獲得を目指す出陳者にとっては獲得までのトータルの出陳回数が減りますが、TICAのショー(あるいは主催クラブ)にとっては、早く”卒業”するオーナーが増えて、中長期的にエントリーの減少につながるおそれがあります。

アルタークラスのファイナル獲得要件の緩和に賛成なら「YES」、反対なら「NO」に投票します。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月17日 (月)

何も変わらない? 何も変わってない?(4)

3年前、あるいは6年前と比べて、TICAのルールに関心を持つメンバーが増えてきたように思えるのは私だけでしょうか?

特に、この1~2年を振り返ると、少なくとも私の周囲では「これはTICAのルール上、問題ないかな?」というような疑問を持つメンバーが増え、確認しようという積極的な意識を肌で感じることが多くなっています。

これも、アクトがルールに”うるさい”ことによる”効用”ではないかと思うのです。

もし、アクトのようにルールに”うるさい”クラブがなかったらどうだったでしょうか?

2015年4月25~26日の静岡市での”動物虐待”まがいの行為があったショーも見過ごされていました。

「出陳拒否」をしたクラブによるショーフライヤーへの”虚偽記載”も見過ごされ、多くのメンバーがTICAのショールール23.6.5には、「公の場でTICAを批判した方およびその関係者のエントリーはお断り致します」と書いてあるのだと、今なお思い込んでいたことでしょう。

アクトからみなさんへの”一方通行”でないことも、もうひとつの”効用”でしょう。

最近は、他のクラブの方々から、ルールの解釈などについて照会を受けることが多くなりました。

「これはルール違反になりますか?」

「その解釈は間違っているのではないでしょうか?」等々。

そのたびに、こちらもルールを再確認し、間違っていたのであれば正す機会を得られ、とても感謝しています。

確かに表面上はいつもと同じショーの風景かもしれませんが、確実にそして着実に「ルール順守」の意識は浸透し、「ルール」に関心を持つメンバーが増えつつあるように思えます。

何も変わらないように見えて、実は少しずつ変わっていっていると、私は思っています。

久しぶりに「クラーキングセミナー」を開催

昨日は、アクトとしては久々に「クラーキングセミナー」を開催しました。

少人数ながら、TICA以外の団体の方も参加され、熱心にTICAのショーのクラークの仕組みについて学ばれていました。

今回は特に、「クラーキングマニュアル」「エントリークラーキングマニュアル」に書かれていないけれど、実際にクラークをする上で大切になる「心構え」や「実務」を中心にお伝えしました。

さらに日本のショーでは当たり前のように行われているけれど、海外のショーでは行われていない、あるいは日本では行われていないけれど、海外では当たり前のように行われていることついても、ご紹介しました。

ルールはあくまでルールに過ぎず、それを単にみんなで読み合わせしても、なかなか実践に結び付きません。

ルールやマニュアルは最低限の基本を文章にしたものに過ぎず、書いていないことも含めて理解することで、実践に生かせるようになると考えています。

各種セミナーの開催、そしてセミナー内容の充実は、私が掲げる「公約」のひとつでもあり、機会を見付けて積極的に開催したいと思っています。

※本日は2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月16日 (日)

私にしか出来ないこと、TICAアジアのために(1)

3日連続で、【ニュース解説】猫の急性腎不全の治療法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

”素人”の視点から、できるだけ分かりやすくお伝えしたつもりですが、「それでもまだ、分かりづらい…」と感じられた方もいらっしゃったかもしれません。

一方、専門家の方から見れば、専門用語の使い方に違和感を覚えられたり、分かりやすく紹介する余り、「ちょっと違うかな…」といったところがあったかもしれません。

しかし、こうした試みもまた、3人の立候補者の中で私にしか出来ないであろうことであり、私がアジアディレクターになったら、専門家のご協力を得ながら、TICAアジア公式サイトで掲載していきたいと思っています。

アジアディレクターは、単に右から左へ「情報」を伝えるだけでは「責務」を果たしたとは言えません。

何に関してもそうですが、ポイントはどこにあるかを指摘し、いかに分かりやすく説明するかも、アジアディレクターの重要な「責務」のひとつだと私は考えています。

これからのTICAアジアに必要なのは、「最低限」の「責務」を果たすディレクターではなく、「最大限」の「責務」を果してくれるディレクターでしょう。

アジアディレクターがリジョンショーの時に話した言葉をそのまま引用させて頂きます。

「決して棄権しないで下さい。この人が良いと思う人に投票してください。よろしくお願いします」--。

※「私にしか出来ないこと、TICAアジアために」は随時掲載です。

2016年10月15日 (土)

何も変わらない? 何も変わってない?(3)

本当に何も変わらないでしょうか? 何も変わっていないでしょうか?

例えば、TICAのボードの「議事録」--。

ブログで何度も取り上げたこともあってか、2016年のAnnual Board Meetingの「議事録(Minutes)」の和訳がアジアリジョン公式サイトにようやくアップされました。

もし、アクトが執拗に取り上げなければ、現アジアディレクターの任期最後までアップされることはなかったかもしれません。

「掲載するべきです」と個別に直接、言ったとしても無視されただけだったでしょう。

ブログで何度も書いたことがリジョンオフィスの背中を押したと思っています。(これは主観であり、もしかしたら、私の勝手な想像かもしれませんが…)

リジョン会計から「翻訳料」が支出されている以上、当然のことと言えば当然ですが、残念なことにリジョンサイトをご覧頂ければ分かりますが、アップされているのはこれだけです。

もし、アジアディレクターの責務、セクレタリーの責務をしっかり果たす意思があり、全てについて翻訳料をリジョン会計から支出して和訳したのであれば、任期中に全ての「議案」と「議事録」の和訳をアップすべきでしょう。

米国のTICA本部サイトを見ても分かりますが、過去の「Agenda」と「Minutes」はほぼ全て読めるようになっています。

しかし、TICAアジアはディレクターが代わるたびに、サイトが代わり、「Agenda」も「Minutes」も、和訳はなくなってしまっていました。

私がアジアディレクターになった際には、「Agenda」と「Minutes」の和訳(全文にするか、抄訳にするか、要約にするかは別にして…)を、次のリジョンオフィスに引き継いで行けるようにしたいと思っています。

【ニュース解説】猫の急性腎不全の治療法(3)

急性腎不全になると、血中の「AIM」が単体になって尿の中に入り、死んだ細胞の塊に付着するところからの続きです。

この時、急性腎不全の発症によって障害を受けた「近位尿細管」という部分の上皮細胞(障害を受けただけで死んではいない場合)は、細胞表面にタンパク質の膜を作るのです。

興味深いことに(※研究成果の発表文にもこう書いてあります)、尿の中に入り、死んだ細胞の塊に付着した「AIM」は、このタンパク質の膜を介して、死んだ細胞の塊ごと「近位尿細管」の上皮細胞に取り込まれることが明らかになったのです。

つまり、「AIM」が尿の中に出て行くと、タンパク質の膜を介して「近位尿細管」の上皮細胞によって死んだ細胞の塊が急速に除去され、管腔の閉塞が解消されるというわけです。

ここで、研究チームはマウスを使って以下の実験をしてみました。

①「AIM」を正常に持つマウス

②「AIM」がないマウス

③「AIM」は正常にあるが、「近位尿細管」の上皮細胞表面にタンパク質の膜を作れないマウス

これらのマウスに人為的に急性腎不全を発症させると、①のマウスは「一旦悪化した腎機能が速やかに改善」したそうです。

②のマウスは「腎機能・全身状態が急速に悪化し、多くのマウスが死んでしまった」そうです。

③のマウスも「(②の場合と)同様に大半が死んでしまう」とのことでした。(「AIM」が尿の中に入り、死んだ細胞の塊に付着しても、このタンパク質の膜がないと、死んだ細胞の塊が除去されないのです)

しかし、②のマウスに「AIM」を投与すると、「腎機能は速やかに改善し、生存率も著しく上昇」したそうです。

さらに①のマウスで、ほとんどが死亡してしまうような重篤な急性腎不全を発症させた場合でも、「AIM」を投与すると「腎機能と生存率の著しい改善をみることができた」としています。

これが、「AIM」というタンパク質の投与が急性腎不全の治療法として有効であることを示した根拠ということになります。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は17:00の予定です。

2016年10月14日 (金)

「TICAは何をする団体か?」(7)

「アジアリジョンとか日本とか、どんどん小さくなっていきます。それはTICAの精神に反することなのです」--。

アジアディレクターはリジョンショーの昼休みにこうも話していました。

しかし、アジアリジョンや日本の規模が小さくなること自体をもって、「TICAの精神に反する」と決め付けることには、大いなる違和感を抱かざるを得ません。

ひとつは、「なぜ、小さくなる?」のかという「理由」こそが大切だと思うからです。

仮に「小さくなる」としても、はなからダメと決め付けるのではなく、そこにしっかりした「理由」があるかどうかをよく考えるべきでしょう。

要は、「量より質」であり、”粗製濫造”的にメンバーを増やし、規模を大きくするよりも、たとえ少なく小さくても「質」の高いブリーダーや出陳者、メンバーで構成する組織であることの方が大事だと思うからです。

ショー会場で暴力を振るったり、ジャッジに対して失礼な言葉を投げ付けたりする出陳者であっても、多い方がいいのでしょうか?

私はそうは思いません。

たとえメンバーが少なくても、クラブが小さくても、ショーが小規模でも、ルールを守り、暴力を振るわず、悪意ある噂を立てる人がいない方が健全であると思っています。

一気に門戸を広げようとし、「増やす」ことを「目的」や「使命」としたりするから、良識も常識も持たない非常識な人たちが混ざってしまうのです。

もちろん、私も決して少ないまま、小さいままでいいとは思っていません。

しかし、「増やす」ことを「目的」や「使命」にすると本末転倒の結果を招いてしまいます。

何度も言っているように、正しいことを主張し、正しいことをしていれば、結果として、正しいことを主張し、正しいことをする人が増えていくのです。

「朱に交わって朱くなってしまった」メンバーも、「白に交わっていけば、必ずや白くなる」と信じています。

「黒に限りなく近いグレー」も、「白」を混ぜていけば、次第に「白に近いグレー」になっていくはずです。

そうしていけば、たとえそのブリーダー、出陳者と、どんなに意見対立やトラブルがあろうとも、「いい猫はいい」と毅然と評価できるジャッジが増えていくはずです。

そうしたジャッジが増えれば、さらに真面目に取り組んでいるブリーダー、出陳者がTICAに還ってくることでしょう。

そして、そのために力を合わせるジャッジ、メンバーが増えれば、健全化の動きは加速するのではないでしょうか。

【ニュース解説】猫の急性腎不全の治療法(2)

せっかくの機会ですので、「急性腎不全」にも触れながら、研究成果を詳しく見ていきましょう。

なぜ、「急性腎不全」になるのでしょうか? 原因は色々あります。

「腎虚血」「敗血症」「腎毒性のある薬剤」など様々な原因によって発症します。

自然軽快する場合もあるようですが、慢性腎不全の発症につながるほか、死亡率も高く、猫の医療現場では積極的な治療が望まれていました。

しかし、これまで実用化に至った積極的な治療法はなかったということです。

「急性腎不全」の病理学的特徴の1つは、壊死した「近位尿細管」という部分の上皮細胞が脱落し、その死んだ細胞の塊が管腔内を閉塞します。

それが二次的に腎臓の炎症や線維化を引き起こすとともに、毛細血管の塊である「糸球体」の機能を低下させます。

さて、ここで登場するのが、「AIM」という血中のタンパク質(分子)です。

実は、「AIM」という分子は血液中において、単独で存在しているわけではありません。

免疫グロブリン(IgM)という分子と結合して存在しています。

しかも、「AIM」が結合している免疫グロブリン(IgM)もまた、単独で存在しているのではなく、いくつかがつながって存在しており、5つがつながったものを「IgM五量体」と言います。(5つの分子がつながった複合体ですから分子量はそれだけ大きくなります)

つまり、「AIM」は「IgM五量体」と結合したさらに大きな複合体となっており、その分子量は巨大なのです。

ですので、「AIM」が尿中に排泄されることはありません。

しかし、急性腎不全になると、急速に「IgM五量体」から「AIM」が離れ、単体の「AIM」になるのです。

単体の「AIM」だと分子量が小さくなるため、糸球体を通過し、尿の中に移行することができるようになります。

そして、尿の中に入った「AIM」は、「近位尿細管」を閉塞している、死んだ細胞の塊に付着するのです。

ここから、研究成果の”核心”に入っていきます。

(次に続く)

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月13日 (木)

何も変わらない? 何も変わってない?(2)

本当に何も変わらないでしょうか? 何も変わっていないでしょうか?

例えば、2014年2月に始まった「出陳拒否」--。

TICAアジアにおいて、3つのクラブにより合計7回、行われました。

しかし、ご存知のように、アクトクラブ員らは「プロテスト」を申し立て、退けられても裁判を起こすべく立ち上がりました。

もし、「出陳拒否」されて、それを撤回してもらうために、クラブ側の”要求”を受け入れていたら、今のTICAアジアはどうなっていたでしょうか?

もし、「出陳拒否」されて、「プロテスト」しなかったら、今のTICAアジアはどうなっていたでしょうか?

もし、「出陳拒否」されて、「プロテスト」が退けられたからと言って裁判を起こさなかったら、今のTICAアジアはどうなっていたでしょうか?

クラブ側の意に沿わない出陳者は、クラブ側の意に沿うようになるまで「出陳拒否」され続けていたでしょう。

アクトクラブ員らの「プロテスト」が退けられたことを受け、クラブ側は”折り紙付き”とばかりに「出陳拒否」を多用してきたことでしょう。

多くの出陳者・メンバーが「TICAのボードの決議こそが絶対である」と勘違いし続けてしまったことでしょう。

しかし、アクトクラブ員らが裁判を起こしたことで、どういうわけか「出陳拒否」は影を潜めました。(具体的な理由は分かりません)

クラブ側は「未来永劫、出陳はお断りします」「出陳拒否を撤回することはありません。撤回したらTICAのルールを守れなくなります」「この裁判が終わるまでこの方針はつらぬきます」と強調していたにもかかわらず…です。

アクトクラブ員らが泣き寝入りせず、立ち上がったことで、TICAアジアは変わりました。

少なくとも「出陳拒否」が当たり前にできるかのような流れに歯止めをかけました。

あたかもTICAのボード決議が全てであるかのような”幻想”を打ち砕きました。

たとえ、「プロテスト」が退けられても、それで終わりではないことを示しました。

もちろん、「出陳拒否」にも「プロテスト」にも無縁な出陳者やメンバーにとってはどうでもいい変化かもしれません。

しかし、確実に、そして着実に変わってきていることもまた事実なのです。

【ニュース解説】猫の急性腎不全の治療法(1)

一般紙でも報道されていましたから、このニュースをご覧になった方は多いかと思います。

私なりに若干の解説をさせて頂ければと思います。(獣医学を修めていないので限界はありますが…)

まず第一に、この研究の元になる発表タイトルは「AIM投与による急性腎不全治療につながる革新的成果」であり、対象は「急性腎不全」であって「慢性腎不全」ではありません。

研究成果の「ポイント」においても、「急性腎不全を顕著に治癒せしめることを見出した」「急性腎不全の治癒に重要な役割を果たすと考えられる」「急性腎不全に対する新規かつ効率的な治療法の開発に貢献することが期待される」と書いてあります。

( もちろん、急性腎不全になると、慢性腎不全を発症するリスクが高まるため、今回の成果は慢性腎不全になるリスクを抑える効果も期待できます)

第二に、今回の研究成果の「キーワード」は何かと言うと、血液中のタンパク質「AIM」だということです。

「AIM」とは、「Apoptosis Inhigitor of Macrophage」の頭文字を取ったもので、マクロファージ(白血球の一種で、アメーバ状をした免疫細胞。細菌や異物を捕食して消化する役割を持ちます)から分泌され、細胞死(アポトーシス)を抑制する分子です。(今回の研究チームに入っている東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授が発見しました)

この「AIM」を研究して行く中で、細胞死の抑制以外にも様々な作用があることが明らかになり、そのひとつが今回の成果につながったというわけです。

第三に、急性腎不全の発症時に、血中に「AIM」が十分にある場合は回復に向かいますが、「AIM」が通常の量あるいは不足している場合は死亡したり、慢性化することが分かりました。(詳しいメカニズムは別の機会に解説します)

このため、第四として、「AIM」を投与することで急性腎不全を治療することが可能になり、また、尿中の「AIM」の値を測定することにより、急性腎不全の重症度や予後を診断することも可能になるというわけです。

元の発表によると、マウスにおける実験で「重篤な急性腎不全を発症させた場合でも、AIMを投与することにより、腎機能と生存率の著しい改善をみることができた。すなわち、AIM投与が急性腎不全の治療法として有効であることを示した」としています。

なお、今回のニュースはこの研究成果を英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に発表したことから、日本の新聞各紙が大きく取り上げたものです。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月12日 (水)

「TICAは何をする団体か?」(6)

しつこいかもしれませんが、TICAアジアメンバーが勘違いしてしまったり、誤導されたりしてはいけないので、やはりブログで指摘したいと思います。

アジアディレクターはリジョンショーの昼休みの時間に、こう力説しました。

「日本はいつの間にか、また『アイソレイテッド地区』に戻ってしまいます。そんなことになっては困るんです」--。

しかし、アジアディレクターは①なぜ戻ってしまうことにはなるのかの具体的根拠②アイソレイテッド地区に戻るとなぜ困るのかの具体的理由--については言及しませんでした。

おそらく、この発言を聞いた会場の多くの人が、「日本はこのまま行くとアイソレイテッド地区に戻ってしまうのね…」、そして「アイソレイテッド地区に戻ると困るのね…」と、漠然と思ってしまったことと思います。

アジアディレクターが意識していたかどうかは分かりませんが、これはある意味で”印象操作”であり、不安心理を煽ることによる”同調圧力”に他なりません。

確かに、「アイソレイテッド地区」に戻ると、アジアディレクターの”ステイタス”(仮にそういったものがあったとして…)は落ちるかもしれません。

「アイソレイテッド地区」に戻ると、アジアリジョンオフィスに入ってくる「リベート」は減るのかもしれません。

しかし、TICAのBy-Laws, Standing Rulesを確認してもらえれば分かりますが、「アイソレイテッド地区」になるためにはいくつもの条件を満たさねばならず、日本に関して言えば、余程のことがない限り、「アイソレイテッド地区」に戻ることなどあり得ないのです。

事実上あり得ないことを、あたかも容易にあり得るかのごとく話すのは”印象操作”に他なりません。

そして、これもまた、TICAのルールを確認してもらえれば分かりますが、少なくともクラブにとっても出陳者にとっても「アイソレイテッド地区」に戻って困ることなどないのです。

もっと言えば、仮に何か「困ること」があったとしても、それを上回る「いいこと」が「アイソレイテッド地区」にはあるのです。

現在 、日本は「アイソレイテッド地区」ではありませんから、オルタネイティブショーを開こうと思えば、事前にアジアディレクターの承認を得なければなりません。

しかし、「アイソレイテッド地区」に戻れば、事前にアジアディレクターの承認を得る必要はなくなり、クラブは自由にオルタネイティブショーを開けるようになります。

出陳者にとって最も大きな利点は、「タイトル」の取得要件が大幅に緩和される点でしょう。

「アイソレイテッド地区」なら、CHでもGCHでもDGCでもTGCでもQGCでもSGCでも、必要なポイントは現在の半分で済むのです。

もし、アジアディレクターが言うように、「たくさんのチャンピオンを増やす」ことがディレクターの使命であるなら、「アイソレイテッド地区」に戻れば簡単に達成できます。

次のアジアディレクターには、正しい解釈に基づく、正しい情報を、常にタイムリーで知ることができるようにする責務があると思っています。

何も変わらない? 何も変わってない?(1)

TICAアジアの将来について話すと、必ず「何も変わらないですよ」「変わるはずがありませんね」と、あきらめの言葉を口にするメンバーがいます。

それはこの何年のも間、変わることはなく、そう口にする人が多くはなっても少なくなることはありませんでした。

しかし、果たして本当にそうでしょうか?

私は3年前の選挙の時、「Write-in」の当選ではなく、「立候補者」が当選することこそ、本来の選挙であることを指摘しました。

その指摘が浸透したかどうかは別にして、少なくとも事実として、今回の選挙では私を含め、3人が立候補することになったわけです。(もちろん、Write-inで”第4の候補”を推す動きが全く出てこないとは言い切れませんが…)

私は3年前の選挙の時、「TICAアジアは日本だけのものではない」ことを訴え、日本以外のメンバー国・地域への情報発信の必要性を訴えました。

そうしたら、今回の選挙では3人全員が、TICAアジアメンバー国である韓国を意識し、韓国語でも「所信表明」を発表しました。

日本の出陳者やメンバーに直接関係することではありませんが、それでも少しずつでも変わってきているのです。

誰も指摘しなければ変わらない、誰も言い出さなければ変わらないことが、指摘し言い出すことによって着実に変わっています。

何気ないTICAアジアの日常風景の中にも変化の兆しがあることを読み取って頂きたいと思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月11日 (火)

「TICAは何をする団体か?」(5)

このブログで何か書くと、すぐ「揚げ足取り」とか「バッシングしている」とかと言ったうわべだけの”感情論”が先に立って、なかなか本質論をご理解頂けなくて残念に思うことがあります。

アジアディレクターによるリジョンショー会場での「TICAは何をする団体か?」「TICAは何を目的にしているか?」という問い掛けを巡るブログもそのひとつです。

アジアディレクターの問い掛けはとても重要な点を突いており、ランチの時間を使って話す話題としても、何の問題もないものでした。

もちろん、アジアディレクター自身がその後に話した”答え”自体は正確性に欠けるものであり残念だったと言えますが、だからと言ってこの問い掛け自体の重要性と、それを敢えてしたアジアディレクターに対する評価が色褪せるものではありません。

立候補者の「所信表明」と関連があったとは言え、極めて重要な問い掛けだっただけに、「所信表明」と切り離して考えることもできたわけです。

ですから、あの場で是非、もうひとりの立候補者にも回答を求めて欲しかったですし、私にも「この質問に答えるぐらいは構わないでしょう」と話を振って欲しかったと思います。

「TICAは何をする団体か?」「TICAは何を目的にしているか?」ということすら明確に答えられない人がディレクターに当選していいはずはなく、まして立候補者としての資格があるとは思えません。

立候補者が「所信表明」でどれだけ素晴らしいことを語ろうが、私はこの答え方次第で決着が付いたはずだと思っていますし、決着が付くのが健全な組織であるはずだと思います。

「同調圧力」をかける人、容易に同調する人

みなさんは「同調圧力」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

もし聞いたことがなくても、「同調圧力」でネット検索するとすぐ分かります。

一時期、流行した「KY(空気読めない)」は、「同調圧力」の反語的な意味合いの言葉です。

「あの子は『KY』よね」と非難することで、「空気を読みなさいよ」と言う「同調圧力」をかけるというわけです。

子供時代にいじめに遭ったことのある人なら分かると思いますが、「同調圧力」はいじめっ子の常套手段です。

「あの子と口をきいてはいけない」

「あの子が参加する会には参加してはいけない」

「あの子と縁を切りなさいよ」等々。

いじめっ子は数々の「同調圧力」をかけて周囲を巻き込んでいきます。

そして、その「同調圧力」の効果を上げるための「印象操作」も、いじめっ子の常套手段です。

「あの子のことはみんなの嫌われ者なのよ」

「あの子の悪口をみんな言っているわ」

「あの子さえいなくなればクラスは良くなるのよ」等々。

子供時代の精神年齢を引きずったり、「自己愛性パーソナリティ障害」の傾向があると、大人になっても「印象操作」によって「同調圧力」をかける悪癖が抜けないばかりか、より巧妙になっていきます。

もちろん、周囲が精神年齢の高い大人の集団であれば、「またあの人は悪意ある”印象操作”をしている」と見抜けますし、たとえそそされることを言われても、心の中で「あの人は私に”同調圧力”をかけようとしているのね」と理解できるでしょう。

しかし、そうでないと真に受けて「そうね…。そうよね…」と不用意に受け入れてしまうのです。

そうなると、どんなにPositive & Constructiveな姿勢を示そうが、「印象操作」と「同調圧力」によって、Negative & Destructiveな人たちであるというレッテルを貼られてしまいます。

私が目指すTICAアジアは、悪意ある「印象操作」をする人がいない組織、「同調圧力」をかけて不当に誰かを排除しようとすることのない組織、「印象操作」を真に受けて、軽はずみに「同調圧力」に乗っかる人のいない組織です。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月10日 (月)

あの「大門未知子」が帰ってくる!!

10月13日(木)夜9時~「ドクターX」(テレビ朝日)の新シリーズ(初回は拡大版)が始まります。

TICA公認クラブの「ブログ」でTVドラマの”番宣”するとはけしからん!と言われるかもしれませんが、そこはアクトの「ブログ」--。

単なる”番宣”を綴るつもりはありません。

フリーランスの”天才外科医”である大門未知子が挑むのは常に”白い巨塔”の大病院…。

病院長らは「患者を増やし」、「病院を大きくし」、医学会での「自分のステイタスを上げる」ことに”血道”をあげています。

しかし、本来の病院の「目的」は患者を治療することであり、優れたドクターによる優れた治療を提供するこ とで、結果として評判が評判を呼び、患者が増えていくのです。

病院長も医師も看護士もそこで働く病院スタッフも、本来は全員が病人を助けることに喜びを見出し、誇りを持つのであって、決して「病院が大きくなること」「患者が増えること」「給料が上がること」「スタイテスを上げること」ではありません。

さて、”白いキャットタワー”の猫の団体はどうなのでしょうか…。

「内容」も「お昼」も充実していた土・日のショー

昨日、一昨日は、久しぶりのBack to Backの2daysショーでした。

内容の充実ぶりは目を見張るものがありました。

2日間とも、お昼の時間帯を使ってセミナーがあり、テーマはいずれも「猫の眼」--。

土曜日は獣医師による「猫の眼の病気」に関するお話、日曜日は獣医師の資格を持つTICAのジャッジによる「猫のアイカラー」について。

初日のセミナーの内容が2日目のセミナーにも生きてくるという連続性を意識したセミナースケジュールでした。

主催クラブは比較的新しく、2回目のショーとのことでしたが、クラブ側からは常にTICAのルールを意識して運営する姿勢がうかがわれ、こうしたクラブが増えてくればTICAアジアの再生につながるとの期待感を抱きました。

アクトもこうした姿勢に学ぶ必要性を改めて感じました。

主催クラブにとって「お弁当」選びは頭を悩ませるものですが、昨日、 一昨日の「お弁当」はまさに”完璧”…。猫の羨ましそうな視線を横に、美味しく頂きました。

お昼と言えば、千葉県の出陳者の方が参加されていて、素敵な”差し入れ”に舌鼓を打ちました。

ひとつは「初茸ごはん」--。

「松茸」「香茸(獅子茸)」と並び、味わい深く気高い香りが絶品な「初茸」ですが、普段、お目にかかることはめったにないだけに感動しました。

もうひとつが「水なす」の浅漬け--。

初夏だけかと思っていた「水なす」を秋になっても味わえてビックリしました。

もちろん、「内容」と「お昼」だけでありません。出陳者の方々も「品」と「質」を兼ね備えた方ばかりで、上品な雰囲気のショーでした。

P.S. 実は今日も名古屋のショーに参加する予定でした。アクトクラブ員の方は体調万全でしたが、エントリーした猫が土・日のショーでかなり疲れた様子だったため、新幹線での遠征になることから、残念ながら参加を断念することにしました。

主催クラブの皆様にはご迷惑をおけして大変、申し訳ありません。ペット博でのTICAのショーということでもあり、大盛況であることを願っております。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00にアップする予定です。

2016年10月 9日 (日)

「TICAは何をする団体か?」(4)

どうしてTICAアジアに、ショーでの成績だけを求め、TICAのルールを理解しようとしない出陳者が増えたのでしょうか?

どうしてTICAアジアに、”動物虐待”まがいの行為までする出陳者が現れたのでしょうか?

どうしてTICAアジアのショーで、女性が男性出陳者に平手打ちされるようなことが起きるのでしょうか?

どうして海外から招かれたジャッジに「Change! Change! (代われ! 代われ!)」と”命令”する出陳者が出てくるようになってしまったのでしょうか?

残念ですが、全てはトップの誤導の結果であることは疑う余地がないでしょう。

先日のショーで、アジアディレクターはこうも言っていました。

「ずいぶん皆に、悪口言われてますけど、結果としてたくさんのメンバーを増やし、いっぱいキャットショーをやって、いっぱいチャンピオンを作っています。そのことはTICAで私が自慢できるステータスなんですね」- -。

確かに目的や使命を持って突き進むことはいいことですが、目的や使命自体が間違っていたらどうしようもありません。

それと同時に、独り善がりの”自慢”の時代は終わりにしなければならないでしょう。

仮に百歩譲ってメンバーを「増やす」としても、そこには明確な”基準”がなければならないはずです。

TICAの最低限のルールを理解している人--。

ショー会場で他の出陳者に暴力を振るうようなことを決してしない人--。

審査の最中にジャッジに命令するような非礼な言動を取らない人--。

こうした”基準”を蔑ろにして、単に「たくさんのメンバーを集める 」ことを使命とするディレクターを選び続ける限り、TICAアジアは低迷し続けるだけです。

今回のディレクター選挙は、出陳者やメンバーの「品」や「質」を落とし続けるのか、それとも出陳者やメンバーの「品」と「質」を上げていくのかの重大な岐路となるでしょう。

恐ろしい「自己愛性障害」者と「共依存」者の関係

もしかすると、「共依存」という言葉になじみの薄い方もいるかもしれません。

これは精神医学や心理学の分野で使われる言葉ですが、どんな組織の人間関係にも見られる可能性があります。

例えば、「自己愛性パーソナリティ障害」の傾向のある人と、「共依存」関係にある人--。

自分を称賛してほしい、自分を讃えてほしい、自分を理解してほしいと病的なまでに願う「自己愛性障害」者は、称賛してくれる、讃えてくれる、理解してくれる人を誰よりも大切にします。

一方、「共依存」者は、「自己愛性障害」者を称賛し、讃えることで、「自己愛性障害」者を支援し、助けているという”自己満足”を得られるので、「自己愛性障害」者を大切にし、「良き理解者」になり続けようと努めます。

しかし、「自己愛性障害」者と「共依存」者の関係は、”病的”に強固な関係を築いているだけで、真の人間関係とは言えません。

ですから、「自己愛性障害」者がどんなに非礼なことをしようが、正義に反することをしようが、「共依存」者が注意したり、改めさせたりすることは決してありません。

もし、そんなことをしようものなら、自分が「自己愛性障害」者を支援し、助けているという”自己満足”を得られなくなってしまうからです。

何が正しいかという「正義」、どうすることが全体の善につながるかという「大義」が抜け落ちた人間関係が、往々にして病的なまでに強固であるのは、こうした理由によります。

これは一般的な「組織論」では解決できない問題ですし、病的なだけに会って話し合えば解決する問題でもないだけに、非常にやっかいであるとも言えます。

※本日は2本をアップする予定です。2本目は17:00の予定です。

2016年10月 8日 (土)

「ショーキャット」に育てるも潰すもジャッジ次第

感情や思っていることが如実に表情や態度に表れる人もいれば、全く表れない人もいます。

ストレスも同じ…。

ストレスを感じるとすぐ表情や態度に出る人もいれば、全く表情や態度には出ず、内に秘めてしまうタイプの人もいます。

特にストレスに限って言えば、内に秘めてしまうタイプの人の方が深刻な事態を引き起こすことが多い傾向にあるようです。

猫も同じでしょう。

ストレスを感じるとじるとすぐ表情や態度に出る猫もいれば、ストレスを内に秘め表情や態度には全く出ない猫もいます。

それを、ストレスが表情や態度に出る猫を見て、「ブリーダーとして恥ずかしく思いませんか」と言うのであれば、色々なタイプの猫がいる中で、目に映るうわべだけで判断してそういうことを言うことこそ、「恥ずかしく思いませんか」と思ってしまいます。

そもそもキャットショー自体が人間の”エゴ”に猫を付き合わせているものではないでしょうか…。

シャンプーがストレスになる猫もいるでしょうし、シャンプーは好きでもドライヤーがストレスになるという猫もいるでしょう。

20~30分のドライブならストレスに感じなくても、1時間、2時間のドライブだとストレスに感じる猫もいるでしょう。

ショー会場の雰囲気自体がストレスになる猫もいるでしょうし、見知らぬ人間の声を聞くだけでストレスになる猫もいるでしょう。

表情や態度に出ていなくても、猫が感じるストレスは枚挙にいとまがないはずです。

一方、ブリーダーによって出陳方針もまちまちだと思います。

猫の性格によって出陳方針をケース・バイ・ケースで変えるブリーダーも多いかと思います。

キツンの早い段階からショーに出して慣れさせた方がいいケース、キツン時代は出さなくても大人になって突然出し始めても大丈夫なケース--。

いい成績が付いてこないキツン時代に無理に出し続けるより、体ができ上がり始め、成績も付いてくるであろうチャンピオンシップから出すという判断もあるでしょう。

そうした場合、猫はショー会場の雰囲気にもジャッジテーブルの上でのハンドリングにも慣れていないわけですから、怯えたり震えたりして当たり前ではないでしょうか。

何回も続けてエントリーすることで、その猫は「ショー会場は怖がる必要がないところなんだ…」、「ジャッジさんは優しい人ばかりだからジャッジテーブルで怯える必要なんてないんだ…」ということを学んでいくのです。

ジャッジを通じ、多種多様な人間と触れ合うことで、人間全般に対する信頼感が醸成され、ジャッジはその猫の精神的な成長を見届けるのです。

ジャッジは継続的な審査を通じ、単に肉体的な成長だけを見るものではないはずです。

私は、信頼関係の醸成を通じた猫の精神的な成長を見るのも真のTICAのジャッジだと思っています。

怯えたり震えたりしている猫を愛情あるハンドリングで、意味なく怯えることのない、真の意味での”ショーキャット”に育てていくのもジャッジの”役割”であり、そうした”役割”を放棄して、ブリーダーに「恥ずかしく思いませんか」と批難することなどあってはなりません。

逆に、ジャッジがショーキャットの”卵”を”潰す”ことも簡単でしょう。

ショー慣れしていない猫に雑なハンドリングをすれば、人間に対する不信感は募り、ストレスはさらに増すことでしょう。

ブリーダーの努力とジャッジの配慮がうまく噛み合ってこそ、真のショーキャットが生まれ、育てられていくのではないでしょうか…。

もちろん、天才のように生まれた時からショーキャットという猫もいるかもしれませんが、そうした猫しかショーに出てはいけないとしたらショーは成り立ちません。

私が目指すTICAアジアのキャットショーは、ブリーダーの努力とジャッジの配慮がうまく噛み合ったショーであり、出来上がったショーキャットを審査するだけでなく、継続的な審査を通じて、ジャッジが真のショーキャットを育てていくショーなのです。

決して猫のうわべの表情や態度だけで判断して、そのブリーダーに「恥ずかしく思いませんか」と軽はずみに批難し、出陳するのを止めさせるようなショーではありません。

【詳報】TICA Annal Board Meetingのその他の主な決議

8月31日~9月2日に開催されたTICA Annal Board Meetingのその他の主な決議内容についてお伝えします。

①2018年に米アラバマ州バーミンガムで開催するAnnual Showは例外的に14リング設けられることになりました。

※Annual Showのリング数はStanding Rule 903.2.2 Show Formatの903.2.2.1において、「Two-day split format with twelve(12) continuous rings」と定められています。

②2019年のAnnual Showは米ネバダ州ラスベガスで開催されます。(ちなみに2017年のAnnual Showは米テキサス州のコーパスクリスティです)

③TICA YEAR BOOK の編集責任者がChiristina UgnastさんからJudith Millingさんに交代することになりました。期間は3年です。

④世界最小の猫(シンガプーラより小さい)と言われる「Toybob」の「Expelimental」から「Registration Only」への昇格は必要書類の提出が期限を過ぎてのものだったという理由で見送られました。(※5人が反対票を投じました)

⑤Lykoiは2017年5月1日から「Championship」クラスに昇格します。

⑥米TICA本部において、新たに「Communication Coordinator」を置くことが決まりました。

⑦米TICA本部において、新たに「IT Progect Manager」を置くことが決まり、Lucy Robinsonさんが雇用されました。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は17:00の予定です。

2016年10月 7日 (金)

「ハラスメント」裁判、第2回期日は11日(火)

私やアクトクラブ員らに対する「ハラスメント(嫌がらせ)」裁判の第2回期日は連休明けの11日(火)午後1時10分から東京地裁631号法廷で開かれます。

被告側は現アジアディレクターと前アジアディレクターです。

被告側からは、私たちの「訴状」に対する「答弁書」と「準備書面」が提出され、全面的に争う姿勢のようです。

ですから、明日の期日から本格的な法廷論戦が始まることになります。

なお、「出陳拒否」裁判と異なり、今回は具体的に何が争点なのかがいまひとつ分からない方々も多いと思います。

その点についてはこのブログを通じて、「訴状」で提起した”嫌がらせ”や”虐め”の数々について、具体的に紹介していきます。

原告側としては、被告側が”嫌がらせ”や”虐め”の事実を認め、謝罪し、素直に反省して二度と同じようなことをしないと誓うのであれば、いつでも和解交渉に応じるつもりです。

目的は、裁判を起こすこと自体でも、損害賠償金を取ること(弁護士費用を考えれば、仮に勝訴して賠償金を得られたとしてもごくわずかです)でもありません。

趣味の世界であっても、”嫌がらせ”や”虐め”は許されず、2度と私たちのような目に遭うメンバーや出陳者が出ないようにするためであり、”嫌がらせ”や”虐め”に遭って泣き寝入りすることの決してないTICAアジアを創るためです。

そして、現場を目撃していても”嫌がらせ”や”虐め”があったとは思えない人、あるいはこの2人の言動に乗って”嫌がらせ”や”虐め”に加担してもその意識のない人に対して、何が”嫌がらせ”や”虐め”に当たるのかを分かってもらうためです。

訴えを取り下げるのは簡単ですが、目先の偽りの”安定”のために”嫌がらせ”や”虐め”があった事実をうやむやにし、再び同じような”被害”に遭う出陳者やメンバーが出てくることだけは避けねばならないと思っています。

【お知らせ】続・「IT Wish List」について

「IT Wish List」の続きです。

海外では、あるジャッジから「タブレット端末」の導入提案が出ています。

簡単に説明すると、ジャッジもリングクラークもマスタークラークも「タブレット端末」を持ち、ジャッジは端末に審査結果を入力し、それをリングクラークの端末に送信し、リングクラークはそれを確認し、マスタークラークの端末に送信するという仕組みです。

ショー終了後、問題がなければマスタークラークもジャッジも本部に送信すればいいわけです。

もちろん、ジャッジブックにちょっとした気付いた点を走り書きしたり、ファイナルを考える際にひとつひとつめくったり、今の方式にこだわりがあるジャッジもいるでしょう。

導入コストも大きなハードルになりそうです。

システム開発費といった初期費用もさることながら、タブレット端末をTICAが貸与するにしても更新コストはかなりの額になるでしょう。

とは言え、あくまで「Wish List」ですから、「あったらいいな」で構わないと思います。

TICA本部の方で、「すぐできること」「中期的に取り組むこと」「長期的に検討すること」と分類していけばいいのです。

TICAアジアからも積極的な提案があることを期待したいと思います。

※本日は3本をアップする予定にしています。1本目は12:00、2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

【詳報】クラーク更新料等の改正案について

9月24日もお伝えしましたが、「クラーク」と「エントリークラーク」の年度更新料(5ドル)をなくす2件の改正案はともに否決されました。

一方、更新テストを60日以内に送り返さなかった場合の2件の改正案(資格をなくすのではなく、ペナルティとして10ドルを払えば追加で2週間の猶予を得られる)についてはともに可決されました。

この票決に関し、アジアディレクターは全4件について独断で反対票を投じたようです。

少なくとも、TICAアジアメンバーのエントリークラーク、マスタクラーク、リングクラークの総意ではありません。

どうして反対票を投じたのか、説明責任も果たしていません。

エントリークラーク、マスタクラーク、リングクラークにとって、5ドルの年度更新料を払わなくて済むことはメリットになるわけですから、それに反して反対票を投じたからにはそれなりの説明が必要なはずです。

更新テストを60日以内に送り返さなかった場合の改正案についても、結果として可決されたからいいようなものの、どうして反対に回ったのか、アジアディレクターには説明する責任があるでしょう。

私がディレクターになった際は、アジアメンバーの意見を聞かない独断での投票は致しません。

投票した場合は、賛否の理由を明らかにするなど、メンバーに対する説明責任を果たすことをお約束します。

※本日も3本をアップする予定にしています。2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

2016年10月 6日 (木)

削除すればそれで済むと思う”無責任さ”

もし、アクトのクラブ員がFacebook(FB)に、他のTICAアジアメンバーに対する誹謗中傷を書いたなら、私はクラブの代表として厳しく注意するでしょう。

もちろん、FBは個人の責任において自由に書くネットメディアであり、第三者が「あれを書くな」「これを書くな」と、基本的には言えるものではありません。

しかし、他のTICAアジアメンバーを正当な根拠も示さず罵ったり、亡くなられたジャッジさんを貶めるような酷いことを書いたなら話は別です。

仮に削除するようなことを書いてしまったとしても、手のつけられない我侭な子供ならいざ知らず、まともな感覚を持つ大人なら、「謝罪して削除する」のがSNSの最低限の基本マナーでしょう。

私なら、罵ったり貶めたりした方々、クラブには謝罪し、二度と同じようなことをしないことを誓わせます。

そもそも、「御自分の言動には御自分で責任を持てる」人間が、FBの正しい使い方も知らず、流言飛語や罵詈雑言を書くだけ書いた上に、「あー、すっきりした」など書き込むはずがないのです。

「御自分の言動には御自分で責任を持てる」人間が、後になって削除しなければならないようなことを投稿するはずがないのです。

「御自分の言動には御自分で責任を持てる」人間なら、仮に筆が走ってしまったとしても「謝罪して削除する」という人としての最低限の基本動作ができるはずです。

自分の言動に責任を持てず、削除しさえすればそれで済むと考える”傲慢さ”と”無責任さ”こそが問題であり、私なら厳重注意するでしょう。

クラブ員がFBで何を投稿しようが知らぬ存ぜぬ、「(クラブ代表である)私に責任を転嫁されても困ります」などとは、私なら口が裂けても言いませんし、TICA公認のクラブ代表の自覚と自負があるなら決して口にしてはならないと思います。

【お知らせ】「IT Wish List」について

「あと4カ月しっかりとディレクターの責を務めます」--。

アジアリジョンのアワードカタログの「ごあいさつ」で、アジアディレクターはこう書きました。

その言葉に噓偽りがないのであれば、しっかり職務を全うして欲しいと思います。

というのも、今、米TICA本部では「IT Progect Manager」職を新たに設けたことに伴い、海外のディレクターを中心に「IT Wish List」の要望受け付けが行われています。

「Wish List」というのは、平たく言えば「欲しい物リスト」で、TICAのITに関してどこをどう改善して欲しいか、どんな機能を新たに加えて欲しいかを募るものです。

海外のディレクターの間では①出陳者からの視点による「IT Wish List」②クラブ運営の視点からの「IT Wish List」③などに分けて要望を募っています。

このままでは、アジアリジョンの声が全く届かないままに、TICAのITシステムの改善・更新が進んでいくことになります。

特に、欧米メンバーにとっては使いやすくても、アジアメンバーにとっては使いづらいということもあるのではないでしょうか?

もし、改善要望等があればアクトで受け付けますので、お気軽にご意見・ご要望をお寄せ頂ければ幸いです。

※本日も3本をアップする予定にしています。1本目は12:00、2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

【詳報】アルタークラスのファイナル表彰改正について(3)

この改正案にアジアディレクターは独断で賛成票を投じたようです。

しかし、私がディレクターになった際は、こうした独断での投票は致しません。

TICAアジアメンバーの意見を良く聞いた上で、慎重に判断したいと思っています。

ここで重要になってくるのは、賛成する理由と根拠、反対する理由と根拠でしょう。

賛成派の理由は分かりやすいと思います。

アルタークラスの現在の出陳者にとって、ファイナル表彰される機会が増えるに越したことはありません。

これまでより早く「タイトル」を獲得できれば、出陳料の負担も減るでしょう。

ファイナル表彰を数多くの出陳者が受けられるようになり、楽しめるようになれば出陳者が増えるようになるかもしれません。

しかし、”副作用”も忘れてはなりません。

早く「タイトル」を取れるようになるということは、早く”卒業”できるということであり、長期的に見た場合、必ずしも延べ出陳頭数の増大にはつながらないということです。

昨日もお伝えしたように、反対派のディレクターはHHPクラス、RWの改正を経ても出陳者が増えていないという事実を突き付けました。

反対派が懸念するように、TICAの「タイトル」の価値が下がることも否めません。

一方で、今回の改正案がなぜ、「AB」リングだけに適用するものであったのか不思議に思う人もいるかと思います。

もしかしたら、「SP」リングまで同様に緩めたら、それこそTICAのアルタークラスの「タイトル」の価値を大きく下げることになると思ったのかもしれません。

TICAが「タイトル」や「称号」を”安売り”するようになり、「タイトル」の価値が落ちれば、他団体の「タイトル」の相対的な価値向上につながります。

様々なファイナル表彰の改革を通じて、他団体からTICAに出陳者が移り、新たな出陳者が増えているならまだしも、そうでないと言うのであれば、慎重に考える必要があるかもしれません。

いずれにしても、選挙で当選したからと言って、アジアディレクターが独断で賛否の票を入れていいわけではないはずです。

TICAアジアの代表であるならば、TICAアジアメンバーの賛否を集約し、総意として賛否の票を投じるべきです。

私がディレクターに当選したら、必ずそうすることをお約束します。

※本日も3本をアップする予定にしています。2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

2016年10月 5日 (水)

「TICAは何をする団体か?」(3)

アジアディレクターの”勘違い”と”独善”が行く着くところまでいくと、組織はどうなってしまうのか--。

まさにTICAアジアはその典型例であることが手に取るように分かります。

先週末のショーで、アジアディレクターは「ディレクターの使命」についてこう”力説”していました。

「メンバーを増やし、たくさんの登録をしてもらう。猫を増やし、キャットショーをやって、たくさんのチャンピオンを作り、その猫を登録しもらう」--。

昨日も指摘しましたが、それはあくまで結果として付いてくるものであって、「目的」でもなければ、「ディレクターの使命」でもありません。

それを勘違いして、独善的な解釈でアジアリジョンを運営するから、ルール違反が蔓延し、組織風土が退廃するのです。

TICAのBy-Lawsを確認して頂ければ明確に分かりますが、Regional DirectorのDutiesに、「メンバーを増やす」だの「猫を増やす」だの「キャットショーをやってたくさんのチャンピオンを作る」だの、そんなことが使命だなんてひと言も書いてありません。

現在のアジアディレクターが勝手にそう思い込んでいるだけであり、そうした”デマ”に煽動されて現在のような状況になってしまったのです。

TICAのルールを知らないだけでなく、礼儀も礼節もわきまえない出陳者が増え、猫の丁寧な扱い方を知らない出陳者が増えたのは当然とも言えるのです。

先週末のショーではこんな光景が見られました。

海外から来られたジャッジが猫を審査ケージから出そうとしましたが、なかなか出せません。

そうしたら、背後からオーナーではない出陳者が「チェンジ! チェンジ!」とそのジャッジに向かって叫びました。

「(オーナーに)代われ! 代われ!」と命令したのです。

このジャッジは英語も話しますから、命令形で叫ばれたことを理解しているはずです。

こうした礼儀知らずの下品極まりない言動は、以前のTICAアジアのショーではあり得ないことでした。

ジャッジに代わったオーナーも、猫の両手を掴んでぶら下げて、ぞんざいに審査台に投げ置く始末…。

「メンバーを増やし」「猫を増やす」ことを目的とする限り、こうしたメンバーが増え、可哀想な猫の登録が増えるというわけです。

私は、これがまともなTICAのショーであるとは思えません。

先週末のショーは「アジアリジョンショー」でしたから 、まさにTICAアジアの”恥部”をさらけ出した一場面と言えるでしょう。

「これだから、TICAのショーは嫌なんです…」という出陳者が増え、別の団体に移ってもおかしくありません。

この路線を継承するディレクターが誕生したら、どういうことになるのか--。

こうした恥ずべきショーを続けるのが正しいのか、こうした恥ずべきショーとは決別するのか--。

今回のアジアディレクター選挙はその選択でもあるのです。

リジョンサイトに立候補者「所信表明」掲載?

昨日、アジアディレクターより、以下のメールが届きました。

「所信表明をTICA ASIAのサイトに掲載をご希望でしたらお送りください」--。

これは、私が先週末のショーでの「所信表明」を辞退した理由の⑧に当たもので、3日のブログで私はこう綴りました。

「もし、本当にアジアディレクターがそうした機会を作ることがTICAアジアメンバーのために望ましいと考えるなら、アジアリジョン公式サイトに特設ページを作れば済むことではないかと思いました」--。

指摘されてもやらないよりは遙かにいいと思いますが、これはあくまで最低限のこと…。

私が念頭に置くアジアディレクターは出陳者のため、メンバーのために最低限のことをするのではなく、最大限のことをする人であり、私が当選した際には常に最大限を考え、実行に移すとお約束します。

※本日は3本をアップする予定にしています。1本目は12:00、2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

【詳報】アルタークラスのファイナル表彰改正について(2)

昨日に続き、「アルター」クラスのファイナル表彰に関するルール改正について、追加情報をお伝えします。

反対票を投じた5人のディレクターのうち、2人の意見が公開されています。

この2人はこう問い掛けています。

「HHPクラスのファイナル表彰も(今回のアルタークラスのファイナル表彰の改革同様)改正しました。それで出陳者は増えましたか? 増えていません」

「同じような理屈で、RWの枠も(上位20位から同25位へと)増やしました。それで出陳者は増えましたか? 増えていません。単にRWを獲りやすくなっただけのことでした」

「(ファイナル表彰)の要求水準を下げることは、TICAの表彰制度の価値を下げることでしかありません」--。

とても貴重な意見であると思います。

みなさんはどうお考えになるでしょうか?

※本日も3本をアップする予定にしています。2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

2016年10月 4日 (火)

「TICAは何をする団体か?」(2)

人は、一見正しいようなことに”嘘”を紛れ込まされると、あたかも全てが正しいように勘違いさせられてしまいます。

特に話し言葉の場合、ひとつひとつの言葉が右から左へ抜けていきますから、なおさらです。

こうしたことは、誰も指摘しない限り、気付かれることはなく、「正しい」ことだと定着していくだけに、とても恐ろしいことと言わざるを得ません。

「TICAは何をする団体か?」「TICAは何を目的にしているか?」--。

この”自問”に続いて、アジアディレクターはこう話しました。

「TICAは猫の登録団体です。ですから、一番肝心なことは、メンバーを増やし、メンバーが持っている猫を増やし、スタンダ ードに則った猫でいい成績を取って、CHとか上の方へいく…」

「SGCとかの猫を増やし、その登録をして頂くことによってTICAという団体は成育していく…」--。

みなさんは「その通り…」と、この説明に納得されたでしょうか? 

それともこの説明が抱える「論理矛盾」に気付かれたでしょうか?

アジアディレクターは「目的」と「結果」を混同しています。

昨日もお伝えしたとおり、TICAは「The world's largest genetic registry of pedigreed cats」です。これが「目的」です。

この「目的」を達成する過程で、結果として後から付いてくるのが「メンバーが増える」「登録猫が増える」「CH~SGCの猫が増える」ことであるはずです。

決して、「メンバーを増やす」こと、「メンバーが持っている猫を増やす」こと、「CH~SGCの猫を増やす」ことがTICAの「目的」ではありません。

もし、「結果として増える」ことと、「目的」として「増やす」ことの間に、大きな違いはないでしょう…と言うメンバーがいるとしたら、考えを改めてほしいと思います。

なぜなら、「メンバーを増やす」ことを「目的」とするから、TICAの理念もルールも理解しないメンバーを増やしてしまうのです。

「メンバーが持っている猫を増やす」ことを「目的」とするから、登録に当たり”偽造”行為が横行するのです。

「CH~SGCの猫を増やす」ことを「目的」とするから、TICAの理念やルールそっちのけで、依怙贔屓や情実審査をしてファイナルに入れたり、SGCの”順番待ち”なる現象が起きたりすのです。

TICAの「理念」や「目的」を履き違えたディレクターのもとで、TICAアジアがこのような状態になってしまったのは、当然と言えば当然と言えるかもしれません。

今回のアジアディレクター選挙は、こうしたTICAアジアを続けて行くのか? それともTICAの「理念」と「目的」に沿った本来の姿に戻すのかが問われている選挙でもあるのです。

米TICA本部サイトに「公約」と「所信表明」をアップ!

米TICA本部サイトに、アジアディレクター立候補に伴う「公約」と「所信表明」をアップしました。→http://www.tica.org/pdf/election/juri.pdf

私は5月7日から、Facebookを通じて、立候補者メッセージを英文で発信しており、9月29日付けの投稿分まで英語・日本語併記でお読み頂けます。

40ページにわたる長いものですので、お時間があるときに何回かに分けてお読み頂ければ幸いです。

※本日は3本をアップする予定にしています。1本目は12:00、2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

【詳報】アルタークラスのファイナル表彰改正について(1)

9月8日、23日のブログでお伝えした「アルター」クラスのファイナル表彰に関するルール改正について、追加の情報をお伝えします。

賛成9票、反対5票だったわけですが、賛成票を投じた2人のディレクターは改正案自体に関しては反対の意向を持っていたとのことです。

もし、この2人が反対に回っていれば、賛成7票、反対7票と拮抗していたことになります。

一見、矛盾する投票行動のように思えるかもしれませんが、そこには合理的な理由があります。

つまり、もし、ボードで否決してしまったら、メンバー投票にかけられることはありません。

この2人のディレクターは、自身としては反対の意向は持っているけれども、「決めるのはメンバーであり、メンバー投票にかけるべきだ」という意見を持っていました。

だから、賛成票を投じたというわけです。

もし、みなさんの中に、「多くのディレクターが賛成しているんだし…」という理由で、賛成票を投票しようかと思うメンバーがいるようでしたら、それは違うということを認識しておいて頂きたいと思います。

ボードメンバー内での賛否は、実質的には拮抗していました。

メンバー投票においては、その点を踏まえて判断して頂ければと思います。

※本日は3本をアップする予定にしています。2本目は15:00、3本目は18:00の予定です。

2016年10月 3日 (月)

「TICAは何をする団体か?」(1)

「TICAは何をする団体か?」

「TICAは何を目的にしているか?」

「答えられる人いますか?」

昨日のショーのお昼の時間帯…。立候補者による「所信表明」が終わった後、アジアディレクターはマイクを持って、こう問いかけました。

そして、アジアディレクターは立候補者のひとりに向かって、「○○さん、どうですか? 答えられますか?」と聞いたのです。

この立候補者がどう答えたかは明日以降のテーマとして取り上げるとして、アジアディレクターはこう話しました。

「TICAは猫の登録団体です」--。

居合わせたジャッジ、TICAメンバーの何人が「そんな当たり前のこと…」と思ったか、あるいは「そうだったのね…」と関心したかは分かりません。

しかし、このアジアディレクターの発言が正確でなかったことに何人が気付いていたでしょうか?

米TICA本部のHPにどう出ているか確認すれば明らかです。

そこには「The world's largest genetic registry of pedigreed cats」と出ています。

単なる「猫の登録団体」ではなく、「Pedigreed catsの」であり、単なる「registry(登録)」の団体ではなく、「Genetic registry 」の団体なのです。

「Pedigreed」と「Genetic」は、TICAのレゾンデートル(存在価値)を表す2つの重要なキーワードであり、TICAのボードメンバーであるディレクターであるなら、決して言い忘れてはいけないものです。

「TICAは何をする団体か?」「TICAは何を目的にしているか?」という問いかけ自体は良かったのですが、その”答え”には心の底からがっかりさせられました。

昨日の「所信表明」辞退の理由について

私が昨日のショーで、「所信表明」するのを辞退させて頂いた理由をお伝えします。

アジアディレクターからは、「TICA ASIA DIRECTOR立候補者」宛に、次のようなメールが届いていました。

「10月1-2日のCATSHOWの日曜日午後のSHOW開始前に所信表明を発表していただく時間を作りますのでご準備ください。声明文もお持ちください。出陳頭数が多いのであまり多くの時間は取れませんがお待ちしています」--。

しかし、私は以下の8つの理由により辞退させて頂くこととしました。

①ショーと、選挙や裁判といったPoliticalな事柄は分けて考えるべきであり、せっかくの楽しいショーにそうしたPoliticalな事柄を持ち込むことは避けねばならないと考えました。(※これは3年前の選挙時の反省でもあります)

②お昼の時間こそ和気あいあいと語らい合ったり、情報交換したりしたいはず…。ショー会場でPoliticalな話は聞きたくないし、読みたくないと思うのが普通ではないでしょうか。

③アジアリジョンショーの出陳者が全員、投票資格のあるTICAメンバーであるとは限りませんでした。

④土曜日だけの出陳者は無視なのでしょうか? たまたま日曜日の午後に立候補者が揃うという”御都合主義”で、「所信表明」の時間を作るような”適当さ””いい加減さ”がTICAアジアの健全性を損なう問題のひとつだったのではないでしょうか。

仮にそうした時間を作る場合には、全出陳者・ジャッジを含め関係者全員に対する公平性と平等性を考えてすべだと思います。

⑤「所信表明」を伝える機会は「TICA TREND」への「所信表明」の掲載(2回にわたり掲載可能です)のほか、各クラブのHP、ブログ、メール、さらにはSNSなど数多くの手段があり、敢えてショーに持ち込む必要性はないと考えました。

⑥私もショーに参加していましたが、それはいち出陳者(エージェント)としてであり、立候補者としてではありませんでした。

⑦従って、「所信表明」や「声明文」の類いの文書を会場内で配ることもしませんでした。

⑧もし、本当にアジアディレクターがそうした機会を作ることがTICAアジアメンバーのために望ましいと考えるなら、アジアリジョン公式サイトに特設ページを作れば済むことではないかと思いました。

少なくとも、Politicalな話題を通常のショーに持ち込むことは、「出陳者ファースト(第一主義)」のあるべき姿とはかけ離れていると思わざるを得ません。

私がアジアディレクターになった際は、日常のショーにPoliticalな話題を持ち込むことは致しません。

もちろん、TICAメンバー、出陳者のみなさまの「知る権利」にお応えするため、ルール改正等、ショーの運営・審査にかかわる重要なご案内やご報告は積極的にさせて頂きます。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

2016年10月 2日 (日)

「恩知らず!」「恩を仇で返すつもり?」と言う人

「恩知らずですね」とか「恩を仇で返すつもりですか?」とか言う人がよくいます。

しかし、よくよく突き詰めていくと、多くの場合、「恩を着せて思い通りに動かそうとする」人が吐くセリフであることが分かります。

確かに、「恩」は「恩」ですから、受け手が感謝するのは当たり前で、アクトも受けた「恩」については感謝していますが、そもそも論から言えば、恩とは”売る”ものではなく、「相手が自然と受け取る」ものであるはずです。

それを、Give and Takeの利害打算の取引材料のように、「恩を売った」「恩を返せ」という考え方はどうなのでしょうか。

有名なビジネス川柳に、「『恩売った』 思った瞬間 押し売りに」というのがありますが、これはまだかわいい方…。

「感謝しろ」と頭を下げさせ、売った「恩」をテコに自分の思い通りに動かそうとするに至っては、”モラハラ”の領域に入っていきます。

それぞれがそれぞれの局面において、おかしいことには「それはおかしい」と声を上げ、正しい事をしていれば、ことさら「恩」を”売り買い”することなどないはずなのです。

誰に対しても、何に対しても、内なる「正義」の声、「大義」に素直に従うならば、たとえ相手が「恩」を受けたと思って感謝の言葉を伝えてきたとしても、「正しいことをしただけですから…」と答えられるはずです。

単に「正しいことをした」と思っていたなら、「恩」を売ったという感覚もないわけですから、「恩知らず」とか「恩を仇で返して…」とか、そういう発想も抱きません。

心の中に「正義」も「大義」もなく、それにもかかわらず表向き正しい言動をしようと無理をするから、心の中にストレスが生じて、「恩」を売ったのだという気持ちが生じてくるだけなのではないでしょうか。

「恩知らず!」とか「恩を仇で返すつもり?」とか責める人の多くに自己愛性パーソナリティ障害の傾向があるというのも頷けるというものです。

2016年10月 1日 (土)

”引くに引けない症候群”の人

株式投資をしている方ならお分かりかと思います。

今、「損切り」すれば”被害”は軽くて済むものを、これまでの投資額を考えると「引くに引けず」、しまいには自分を正当化する”言い訳”を考えるだけに陥る人を指します。

”引くに引けない症候群”の人は猫界にもいます。

「頭を下げてお願いした手前、引くに引けない」--。

「自分から言い出したことなので、引くに引けない」--。

多大な労力と時間をかければかけたほど、自分の自尊心を捨てての行動であればあるほど、それがいかに無益で愚かなことであるかが後になって分かっても、「引くに引けない」との思いに支配され、方針転換できなくなるのです。

レオナルド・ダ・ビンチの有名な言葉に、「最初に抵抗する方が、後になってから抵抗するよりも楽だ」というものがあります。

最初に自問自答を重ねることなく、「都合の良い理解者」の言葉を頼りに、軽はずみで不用意に判断してお願いするから、後になって「引くに引けなく」なるのです。

”引くに引けない症候群”の人はいくつもの”罪”を重ねます。

軽はずみで不用意に下した判断が誤っていたことを素直に認められない”罪”…

自分を正当化する”言い訳”を考える自己保身と責任回避の”罪”…

自分が下した軽はずみで不用意なことに何の”罪”もない周囲の人たちを巻き込む"罪"…

そして、そうした”罪”が単に個人の”罪”にとどまらず、組織全体の方向性や風土醸成にまで悪影響を与えるとしたら、組織にとっては”大罪”と言えるかもしれません。

「面目」や「体面」といった”メンツ”にこだわり、それを捨てられない人は、真の意味での「プライド」や「矜持」を持つ人ではありません。

軽はずみで不用意な判断をしてしまったなら、”メンツ”にこだわらずに素直に誤りを認める姿にこそ、その人の「プライド」が滲み出るのです。

Positive & Constructiveとはそうした姿勢を指すのであり、自分でお願いした手前、「引くに引けず」に自分を正当化する”言い訳”を探しているのはNegative & Destructiveな姿勢と言わざるを得ません。

心から「後悔」する人、口だけ「後悔」を語る人

本当に心から「後悔」している人--。

口だけで「後悔」という言葉を語り、実は心から「後悔」していない人--。

あるひとつの場面、ひとつの言動だけで、どちらの「後悔」かを判断するのは難しいかもしれません。

では、どうすればいいでしょうか?

簡単です。時間をかけてじっと注視していればいいのです。

本当に心から「後悔」しているのであれば、同じような結果を生む言動をきっぱりと避けるでしょう。

一方、口だけで「後悔」を語る人は、同じような結果を招く、軽はずみで不注意な言動を繰り返します。

もし、3年前の投票行動を本当に心から「後悔」しているなら、同じ結果を生むような判断や言動は2度と取らないでしょうし、口だけの「後悔」なら同じ”失敗”を繰り返すことでしょう。

じっくり見極めたいと思います。

本日も2本をアップする予定にしています。2本目は17:00の予定です。

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