【ニュース解説】猫の急性腎不全の治療法(4)
3回シリーズでお伝えしてきた猫の急性腎不全の治療法(10月13~15日)ですが、続報が入りましたのでお伝えします。
まず一つは、「AIM」というタンパク質が単にあればいいかというと、そうではないという点です。
活性化しやすい形でないと効果がないそうで、残念なことに猫の持つ「AIM」は活性化しにくい形になっていることが分かっているそうです。
そこで研究チームは今後、活性化しやすい「AIM」を治療薬として開発する考えで、2年後に猫での臨床試験に入りたいとのこと。
さらに、その後、人間でも臨床試験を進め、最終的には猫とヒトの両方に効く治療薬の開発につなげたい意向とのことです。
従って、治療薬として世に出てくるのは、早くて5~6年先ということになりそうです。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。