「正しい」か「正しくない」かしかない(4)
「エレベーターに一緒に閉じ込められるなら誰をベストパートナーに選びますか?」--。
ちょっと変わった質問ですが、かつての「CHANEL」のDesigner、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏はこう答えたそうです。
「”シュペット”(飼い猫の名前)だよ」--。
猫のブリーダーにとって、「ベストパートナー」はやはり自分の愛猫でしょう。
だからこそ、愛猫を人間のトラブルに巻き込んではならないと思うのです。
「出陳拒否」など、その最たる例でしょう。
「猫」は何も悪くはないのです。
それを正当な理由も根拠もなく「拒否」することは、明らかに「正しくない」としか言いようがありません。
自分の「愛猫」にされて嫌なことは、他人の「愛猫」にもしてはならないはずです。
不当な「出陳拒否」をする人は、「人」ばかり見て「猫」を見ていない、「猫」 のことを考えていないと思わずにいられません。
「ショー」と「ディレクター選挙」を混同するのも決して許されません。「ショー」はあくまでTICAの「ショー」であって、出陳者とその愛猫のためのショーなのですから。
「愛猫」を巻き添えにするような行為だけは断じて慎まなければならないのは当たり前ではないでしょうか…。
「猫」を安易に人間の利害関係に巻き込むようでは、どんなに立派な団体名やクラブ名を付けても”愛猫団体”の名が泣きます。
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