「10月リジョンショー」出陳拒否、裁判へ(3)
「2月ショー」「4月ショー」「6月ショー」の裁判は2年以上が経過し、この後、「証人尋問」→「判決」へと”最終コーナー”に入ります。
つまり、すでにほぼ全ての争点が明らかになり、双方の主張も、それを裏付ける証拠もほぼ出尽くしていると言えるわけです。
今回の「出陳拒否」裁判は、そんなに難しい判断を迫られるような”事件”ではありませんから、賠償額や慰謝料の算定は置いておくとして、どちらが「勝訴」しそうかは傍からも容易に想像が付くでしょう。
要は、「出陳拒否」をするに値する正当な理由と根拠があったかなかったかを判断し、認定すればいいだけなのです。
それにもかかわらず、「10月リジョンショー」のエントリクラーク代理人が送ってきた法廷外での和解交渉拒否通知は、まるで2年前の裁判のスタートラインの時と変わらないものだったと言いますから、驚くほかありません。
TICAのショールール23.6.5に該当するから出陳拒否できるとしか言っていないそうです。
原告側のどういう行為が23.6.5に当たるのか、どうしてそう主張できるのか、根拠も理由も、それを裏付ける証拠も一切示さずにです。
私が当事者のエントリークラークであったとしたら、あるいは私がエントリークラークの代理人であったとしたら、絶対に法廷外での和解交渉の方を選ぶと思いますが、それを拒否するというのは一体、どうしてなのでしょうか…。
悪いことをしたけれど”身銭”は切りたくない…。謝るけれど”償い”はしない…。今なお、アジアディレクターを務めるクラブオーナーの意向に唯々諾々と沿っただけであるというのなら、TICAアジアの組織風土は何ら変わる兆しすら見えないということになります。
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