TICAの「Marketing Report」について㊤
8月31日~9月2日に予定されているアニュアルボードミーティングの「Agenda(議案)」に追加された「Marketing Report」について、若干コメントをしたいと思います。
私が気になったのは2つのグラフです。
1つは、主な国際的な愛猫団体における年間登録数(Total Registrations Per Year)の推移です。
横軸に具体的な「年(Year)」が記載されていないので、傾向(trend)としてしか分かりませんが、日本において有名な2つの主要団体を比べると、この5年でTICAの増加傾向に比べて、もうひとつの団体の方の増加傾向の方が著しいことが分かります。
《黄色がTICAです》
さて、もう1つはTICAにおける猫種別(TICA Registration-Select Breeds)の登録数の推移です。
見にくくて申し訳ありませんが、上から順に「BG(青)」「RD(ピンク)」「MC(黄緑)」となっています。
そして、2011~2015年にかけて「RD」「MC」の増加傾向が鈍化しているのに対し、「BG」は右肩上がりで増え続けています。
しかし、もうひとつの主要団体が「BG」の公認に向けて積極的な活動を展開しているわけですから、この傾向がこれからも続くとは限りません。
2017年あるいは2018年以降、TICAにおける「BG」の登録数が減れば、TICA全体の登録数の増加傾向に急ブレーキがかかることも予想されます。
10年、20年の長期的スパンで振り返った時、2017年あるいは2018年が大きなターニングポイントになった…というこ とになるかもしれません。
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