TICA Online Judging School (1)
7月の最終週、TICAの「Online Judging School」が開かれ、参加してみました。
テーマは「Interpreting Standards(スタンダードの解釈)」についてでした。
この中で出てきたいくつかのtopicsについてお伝えします。
まず、「Standard」は審査にあたっての「Bible」のようなものだと良く言われますが、果たしてそうでしょうか?
確かにある一面ではそうだと言えますが、「Bible」がまさにそうであるように、多様な解釈ができる(できてしまう)場合も多くあります。
セミナーで出て来たひとつが「Pear(洋ナシ)」という記述についてです。
「Standard」を読むと、HG/HGSのHead Shapeのところに「Pear-shaped head」、PB/PBLのHead shape&sizeのところに「Midium to large inverted pear」と書いてあります。
なじみのあるところでは、「Standard」に明記されていないものの、SXの理想的な体型として、よく「洋ナシ型」という言葉が使われます。
しかし、「洋ナシ」という言葉自体は明確でも、ジャッジやブリーダーが思い描く「洋ナシ」は千差万別ではないでしょうか。
セミナーで示された「洋ナシ」の数々を見て頂ければ分かりますが、多種多様な「洋ナシ」があるわけです。
審査での評価も、ジャッジがどの「洋ナシ」を念頭においているかで分かれることは当然なのかもしれません。
《一番下の段も「洋ナシ」なのでしょうか…》
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