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2016年7月27日 (水)

「用いた手段は目的に質的な変化をもたらす」…

今日は自らへの「戒め」を綴ることにしたいと思います。

誰の言葉か忘れてしまいましたが、フランスの実存主義哲学者が「用いた手段は目的に質的な変化をもたらす」と言っていました。

「さっぱり分からない!」と思われるかもしれませんが、身近な具体例を挙げればピンと来るのではないでしょうか?

例えば、学校のテスト--。

ある中学生が一生懸命勉強して、100点満点を取ったとします。

もう一人の中学生はカンニングをして、100点満点を取ったとします。

「100点満点」という目的を達成したという点では2人とも同じですが、果たして全く同じと言えるでしょうか?

なぜなら、そこには「 100点満点」を取るために「用いた手段」が異なるからです。

では、「目的に質的な変化をもたらす」とは具体的にどういうことなのでしょうか?

この例で言えば、周囲はどちらの中学生を評価し、信頼し、称賛するでしょうか?

仮に、2人が高校、大学へと進学するとして、どちらがしっかり希望校に進学できるでしょうか?

2人が将来、大人になって自己実現する上で、どちらが真の意味での自己実現を果たせるでしょうか?

そもそも、カンニングがばれれば罰せられ、人生自体が大きく変わるでしょうし、その時は隠し通せても、後々ばれれば一挙に信用を失うことになるでしょう。

仮に、何かを達成するにしても、 「用いた手段」が汚ければ誰も評価しませんし、達したと思った「目的」すら、もはや全く違ったものへと変質してしまっていることに気付くべきなのです。

ですから、私はどんな「目的」を達成するにせよ、他に”犠牲”を強いるようなことや、まるで”裏取引”のようなことは決してしないと自分の心に固く誓っているのです。

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