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2016年7月 9日 (土)

「答弁書」のあの勢いはどこへ?

「ネット上で誹謗中傷を繰り返す行為は許しがたいもので憤りを覚える」(2月ショーのエントリークラークの「答弁書」)--。

「(出陳拒否は)断ることがあると判断されたことによる決定である」(同)--。

「原告○○及び原告△△は、理由なく出陳を断られてはいない」(4月ショーのエントリークラークの「答弁書」)--。

「業務を全うしただけの者を犯罪者呼ばわりする行為に対し、憤りを禁じ得ない」(同)--。

訴えが起こされた直後の2014年8月下旬、被告側のエントリクラーク2人は、東京地裁に提出した「答弁書」でこんなこと書いていました。

しかし、あれから2年が経とうとする今、クラブ代表者を含めた被告側3人は、この「答弁書」以降、沈黙しつづけています。

自らの正当性や反論を思う存分主張できるはずの「陳述書」を提出せず、今のところ証人としても出廷するつもりはないようです。

「答弁書」において、あれだけ勢いよく”拳”を振り上げて、原告側を批判したわけですから、「陳述書」においてもしっかりと責任ある主張を陳述するのが筋と言えます。

それとも、振り上げた”拳”の持って行き場がなく、このままうやむやにして”フェイドアウト”しようとしているのでしょうか…。

いずれにしても、子供や孫がいる世代の大人なわけですから、間違った主張をしたり、誤った「答弁書」を書いたなら、ひとつひとつ丁寧に謝るべきでしょう。

少なくとも、いかがわしいネット投稿や怪文書などではなく、裁判所に提出した正式な「答弁書」なわけですから…。

※ちなみに冒頭の「ネット上で誹謗中傷を繰り返す行為は許しがたいもので憤りを覚える」という答弁は的外れ以外の何ものでもありません。なぜなら、原告であるアクトのクラブ員はネット上で何かを書いたり投稿したりしていないからです。

※原告側によれば、今のところ被告側の誰からも、「答弁書」について事実誤認があったことや間違った主張をしてしまったことに関し、謝罪の言葉はないそうです。

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