「出陳拒否」裁判、被告側3人は「陳述書」提出せず?
不当な「出陳拒否」を巡る裁判の被告側は、クラブオーナー、クラブ代表者、エントリークラーク2人の計4人ですが、「陳述書」はクラブオーナーからしか提出されていないことが分かりました。
裁判に詳しくないメンバーのために「陳述書」について説明すると、これまで原告・被告双方が提出した「準備書面」と異なり、「陳述書」は書面で提出された「証拠」のひとつとして扱われる点で重要と言えます。
つまり、逆に言えば、被告側4人のうち3人は、自らの主張を裏付ける陳述を「証拠」として提出していないことを意味します。
もちろん、現時点で提出していないだけであり、今後、提出されるのかもしれませんが、なぜ「証拠提出」のチャンスを自ら生かそうとしないのか--。
「答弁書」の段階では4人それぞれが、あれだけ強気の姿勢で反論したわけですから、その時の主張が正しいのであれば、当然、「陳述書」でも同じ主張をしてくるはずです。
これも裁判の行方を占う上でのカギになるかもしれません。