なぜ1万円の”寄付”が必要なのか?
日本のTICAクラブの代表者の方々には、アジアディレクターから1枚の手紙が送られてきたことと思います。
そこには以下のような文章が書いてありました。
「昨年まで毎年表彰式のスポンサーを引き受けてくださった日本ヒルズコルゲート株式会社様にも今年はスポンサーをおねがいできませんでした」--。
「つきましたは、今年は各CLUBの皆様にCLUB広告を1頁、御願いしたいと思います」(原文ママ)--。※広告費は1万円です。
さてここで、昨日に続いて「TICA TREND」の最新号(June/July2016 vol.37, No 4)の26ページ下段に掲載されているアジアリジョンの会計報告(2015年1月1日~12月31日)をご覧下さい。
去年のリジョンパーティの収支報告が右側にあります。
そこには支出合計として「265万7150円」、収入合計として「305万8412円」とありますから、40万1262円の黒字だったことが分かります。
収入項目のところには「sponsor」として20万円計上されていますが、仮にこの部分が全くなくても差し引き、20万円の黒字だったのです。
それなのに、どうしてスポンサー料がなくなったからといって、各クラブが広告を出すことを通じて”寄付”しなければならないのでしょうか?
それとも、アジアメンバーはどうせリジョンの会計報告なんて見ていないから 、どんな理由を付けても分からないだろうと思ったのでしょうか?
少なくとも、手紙に書かれていた理由は、正当な根拠に欠けています。
誤解なきように強調しておきますが、私はリジョンの為にクラブから寄付を募るという行為自体が間違っていると主張しているわけではありません。
寄付を募るのであれば、「何のためなのか」という正当な根拠と理由をはっきり示すべきではないかと指摘しているだけです。
スポンサー料はあってもなくても、黒字なのですから、それでも各クラブから寄付を募るというのであれば、参加費を引き下げるべきでしょう。
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