将来を担う新たなジャッジ候補の”発表”
先週のショーでは、アジアディレクターから将来のジャッジ候補が新たに”発表”されました。
長年この世界にいるメンバーなら、「またか…」と思われることでしょう。
もちろん、TICAアジアに新しいジャッジが誕生するのはいいことですし、歓迎すべきことです。
しかし、それは「スタンダード」に沿って、公平、公正に審査できる資質を持っていることが大前提であり、それには正しいことは正しいと見極められ、どんな圧力があろうと正義を貫ける信念を持っていなければなりません。
そして、こればかりは”うまいへた”があるものではないので、教えてどうにかなるものでもないのです。
自らの求心力を高めるために新たなジャッジを作り出そうとし、ゆくゆくは自分への求心力と自分のクラブの勢力拡大につなげようという思惑がある限り、「スタンダード」に沿って公平、公正に審査できるジャッジが生まれることは永遠にないでしょう。
不正や不正義、ルール違反を見て見ぬふりをできる人かできない人か?
自らが正しいと思った考えと意見を堂々とみんなの前で主張できる人かできない人か?
虐めを恐れずに自らの正義を貫ける人か否か?
嫌がらせを受けたからといって右往左往せず、堂々としていられる人か? 風見鶏のようにクルクルあっちに付いたりこっちに付いたりする人か?
前提となるこうした資質は、日々のショーの中で本人の意図とは別に露呈するものであり、ことさら公の場で”発表”しなくても、良識と常識あるメンバーなら自然に分かることなのです。