猫界は「バブルの絶頂を迎えてる」?(1)
「ペット業界」なる括りがあります。
一般の人から見れば、ブリーダーもそうした「業界」に入るかもしれませんが、このブログをお読みの方にとっては、いわゆる「ペットショップ」と「ブリーダー」は別だと考える方が多いのではないでしょうか。
ですから、おそらくTICAのブリーダーで、「PETS REVIEW」なる業界誌を定期購読されている方は少ないと思います。タイトルの冒頭に「ペット産業の未来を読む」とあり、最後に「by ペット経営」とも付いています。
そこに興味深いペットの価格動向が掲載されていました。
「PETS REVIEW 2016年5月号」に掲載された「3月の生体市場トレンド」は以下のようになっています。
・関東▶「昨年の最高値が今年の最低値になる異常値が続いている」
・中部▶「生体の価格は去年の同時期と比較すると2割増になっている。犬猫全てが高くなっている。バブルの絶頂を迎えているのではないか」
・関西▶「2月よりも3月の方が価格がヒートアップしている。いつまで続くのだろうか?」
「2016年6月号」に掲載された「5月の生体市場トレンド」でも、以下のようになっています。
・関東▶「猫の取引価格は昨年よりも大幅に高い異常値が続く」
・中部▶「猫も全てが高値で取引されている」
・関西▶「市場の平均価格の上限を何週にもわたってオーバーしている。この状況がいつまで続くのか心配だ」
そしてこうした”市場”に目を付け、新たに参入してくる人も多くなって当然でしょう。
しかし、無条件に「来る者、拒まず」の姿勢で果たしていいのでしょうか?
つい先日、表面化した残念なニュースはそのことを問い掛けているような気がしてなりません。
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