【速報】「P.O.」ルールの改正について(3)
こんなケースも考えられます。
例えば、あるショーのSPリングにおいて、5頭しか猫が出て来ないとします。(エントリーは10頭いるのですが、SPリングのポイントは必要ないから5頭がアブセントしたとします
このカウントでは、たとえベストを取ったとしても、アワードポイントは104点にしかなりません。
一方、こうしたリングの場合、カウントが1頭増えるごとに、ベストの猫のアワードポイントは11点ずつ増えるわけです。カウントが10頭になれば、ベストを取ると159点になります。
もし、「P.O.」改正の動議が通れば、どうなるでしょうか?
残り5頭がアブセントしないで、「P.O.」として出てくればいいというわけです。
そうなれば、5頭全部がいわゆる”もれなくファイナル”になる上に、アワードポイントもカウントが10頭の時の点がもらえることになります。
これはポイントの”不正操作”と言えるでしょうか? それとも言えないでしょうか?
もちろん、ルール改正の動議が可決されれば、ルールとして「不正ではない」という”お墨付き”を与えることになります。
しかし、果たしてこういうルール的な”お墨付き”を与えることがいいことなのでしょうか?
少なくとも、こうしたケースが想定されることを、TICAのボードメンバーだけでなく、ジャッジと出陳者全員が知っておかねばならないでしょう。