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2016年5月11日 (水)

【速報】「P.O.」ルールの改正について(2)

コングレス(CG)のリングは、カウントが20頭以上でないと成立しませんから、仮に「novice」の猫にタイトルを取らせてあげたいと思ってCGをやろうとしても、20頭以上いなければ出来ないということになります。

日本においても、「SGC」を獲得した猫をあたかも「P.O.」のような扱いで審査するといったこともありました。

しかし、この「P.O.」改正の動議が通れば、そうした苦労はなくなります。「SGC」を取った猫も堂々と「P.O.」として出陳できることになるからです。

しかし、一方において難しい問題を孕んでいると言えます。

例えば、「novice」の猫にタイトルを取らせようと、何らかのCGを開こうとしたとしましょう。

しかし、「novice」の猫は20頭どころか、10頭しかいなかったとします。

動議が通れば、「SGC」のタイトルを取った猫でも「IW」を取った猫でも、いくらでも「P.O.」として出せるようになります。

そこで、仮に15頭のタイトルや称号持ちの猫を「P.O.」として出したとしましょう。

カウントは「novice」の10頭と合わせて25頭になりますから、TOP10のファイナル表彰になるわけです。

ただ、この場合、「P.O.」の猫はファイナル表彰出来ませんから、要は10頭の「novice」の猫全員が”もれなくファイナル”ということになるわけです。

これは”出来レース”でしょうか? それとも”出来レース”ではないでしょうか?

こうしたCGを開くことができるようにルールを改正し、お墨付きを与えることが、果たして正しいと言えるのでしょうか?

なかなか難しい問題だけに、TICAのボードメンバーだけでなく、ジャッジと出陳者全員が真剣に考えるべき問題だと思います。

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