「P.O.」ルール改正について考える(下)
「P.O.(Presentation OnlyまたはPresented Only)」ルールの改正については、海外でも話題になっており、あるメンバーがひとつのアイデアを提案していたので、紹介したいと思います。
それは、「P.O.」を、カウントを増やすための”道具”として使うことに歯止めをかける必要性を訴えたものです。
具体的には、仮に出陳者やエージェントの自由裁量で「P.O.」として審査を受けられるにしても、「ある一定の制限を設けるべきだ」という意見です。
例えば、「P.O.」の猫は全カウントの1割とか2割とかまでしか認めないという内容です。
仮に、カウントの2割までという”制限”を設ければ、カウントが30頭の場合は6頭までしか「P.O.」として認められないということになります。
こうすれば、安易にカウントを増やすために「P.O.」ルールを”悪用”するケースを防げるかもしれません。
もちろん、実際に導入するに当たっては、多くのハードルをクリアする必要が出てきます。
ただ、ひとつ言えることは、「P.O.」ルールを改正するに当たっては、カウントを増やすための“道具”にさせない仕組みも必要だということでしょう。