猫界も”大競争時代”に突入?(5)
米国TICA本部あるいはボードが、もうひとつの団体によるBG公認の動きをどう見ているのか、いちメンバーの立場では知る由もありません。
TICAはもともと新しい猫種の公認に積極的でしたから、BGの登録数やエントリー数が多少減少したとしても、新たな猫種の登録や出陳で補えると考えているのかもしれません。
とは言え、”金の鉱脈”はそうそう簡単には見付かるものでもありません。
BGは血統登録団体において、ある意味での”金の鉱脈”となったわけですが、では、次の”金の鉱脈”はあるのか?と問われれば、明確な答えに窮するのではないでしょうか。
BGを創出した米国のブリーダーファミリーが次に手掛けたのはTGでした。
そのTGがTICAで公認されたのは2007年。間もなく10年が経とうとしていますが、最新の登録状況によると、登録数は2569頭に過ぎません。
公認から30年のBGと比べるのは酷かもしれませんが、約47分の1にとどまります。
逆に、2012年に公認されたSVは、間もなく5年が経とうとしている時点で3648頭ですから、SVの方が期待できるかもしれません。
もし、BGの登録数やショーへの出陳数で、もうひとつの団体に負けていくようなことがあれば、TICAの将来にとっても何らかの影響を与えかねないリスクを孕んでいるように思えてなりません。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は15:00の予定です。
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