前期ショーレポ、全て開きました!(3)
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない」--。
これは王貞治氏の名言ですが、IW入賞やアワードランキングの上位を目指した努力についても同じことが言えるかもしれません。
キャッツのIW入賞は、LH25位以内、SH25位以内なわけですから、25位と26位の差は極めて大きいものがあると言えます。
それだけに、年度末を控えてその前後の順位にいる猫にとって、競争は一段と熾烈になるというわけです。
例えば、Estimated StandingsでSH27位の米国BG。最終週のショーを直前にした順位は25位でした。
年度末最後のショー次第で25位以内に入れるかどうかが決まるわけです。
ショーレポートを見ると、この米国BGは年度末の最終週に開かれた2つのショーに出ていたことが分かります。
ひとつは米国メイン州のショー。そして、もうひとつは米国オクラホマ州のショー。
米国の地理に詳しい方ならお分かりかと思いますが、メイン州は東海岸の最北部の州。一方、オクラホマ州は中南部で、テキサス州の北側に位置します。両州の距離はざっと1万kmに及びます。
米国メイン州のショーは3dayショーでしたから、金曜日(あるいは金曜・土曜)にメイン州のショーに出て、日曜日(あるいは土曜・日曜) にオクラホマ州のショーに出ることが可能でした。
実際、この米国BGはメイン州のショーでファイナルに1回入り、オクラホマ州のショーでもファイナルに1回入りました。
結果として、SH25位以内には入れませんでしたが、この努力と執念には驚かされます。
冒頭の王貞治氏の言葉が正しいなら、それでもまだ努力が足りないということになるのかもしれませんが、もしそうであるなら私たちはもっともっと努力をしなければならないということになるのではないかと思いました。