猫界における「プロ意識」について考える(14)
「開催するすべてのキャットショーは一般の方も入場し見学することができます」--。
アジアディレクターはネットサイトのインタビュアーから「キャットショーの役割とは?」と聞かれ、こうも答えていました。
しかし、これがいわば表向きの「答え」であることは、TICAアジアのメンバーならご存知のことでしょう。
実態はと言えば、アジアディレクターは会場入り口で、「ここから入るな!」と怒鳴って見学者を会場内に入れさせなかったことがありました。
また、別のショーでは一人の見学者を巡って会場内でトラブルが起こり、警察沙汰になったこともありました。
確かに、警察沙汰になった時の見学者は、純粋に「一般の方」と言えるわけではありませんでした。
主催クラブ、あるいはこのショーに参加していた人たちと、ある種のトラブルを抱えていたことも事実です。
しかし、トラブルが起きた当日はと言えば、普通に訪れ、受付で見学者であることを告げ、会場内を普通に歩いていただけでした。
それを警察沙汰にまでしたのは、明らかにこのショーに参加していた人たちであったことは証拠の動画記録を確認せずとも、当日、あの会場にいた人ならお分かりのことと思います。
不当な「出陳拒否」裁判では、一般オーナーの猫の出陳まで不当に拒絶されました。
TICA全体としては「開催するすべてのキャットショーは一般の方も入場し見学することができる」かもしれませんが、少なくともTICAアジアでは、このアジアディレクターの意に沿わない人物はたとえ一般の人であろうと容赦なく差別され、締め出されるのです。
そこには「プロ意識」など微塵もありません。
「プロ」としての矜持などとは遠くかけ離れた、自己本位の身勝手な感情剝き出しの集団の姿しかありません。