猫界における「プロ意識」について考える(5)
「よいブリーダーに出会うにはキャットショーに出向くといいですね」「『頼れるブリーダー』を選ぶことが大切です」--。
アジアディレクターは、あるネットサイトのインタビューで、こんなことも話していました。
「猫を知り尽くしたプロ集団」だからこそ「頼れる」…。そして、そうした「頼れるブリーダー」に出会うにはキャットショーに行くこと…。おそらく、こう言いたかったのでしょう。
しかし、こう語る本人とその姉自身が猫の譲渡を巡るトラブルで、かつて譲渡先から東京地裁に訴えられたのです。
訴えた側にしてみれば、「よいブリーダーに出会うにはキャットショーに出向くといい」と思い、アジアディレクターとその姉のことを「頼れるブリーダー」だと思わされてしまったと言えるかもしれません。
裁判の結果はと言えば、被告側のアジアディレクターとその姉が10万円の解決金を支払うことで和解になったわけです。
「頼れる」というのはショーで好成績を上げることだったようですが、姉が繁殖した猫をジャッジでもある妹が審査して、いい成績を与えることだったわけですから、確かに「頼れる」と言っても間違いではなかったかもしれません。
しかし、真の「プロ」であるなら、妹の審査に頼らずとも、好成績を上げてほしいものです。
ちなみに、今シーズンの「ベストキツン」(暫定)は、上位30リング中、7リング分が妹であるアジアディレクターの審査結果となっています。
« 【新製品】「柄」も「心」も折れにくい歯ブラシ | トップページ | 猫界における「プロ意識」について考える(6) »
« 【新製品】「柄」も「心」も折れにくい歯ブラシ | トップページ | 猫界における「プロ意識」について考える(6) »