猫界における「プロ意識」について考える(2)
アジアディレクターはあるネットサイトのインタビューで、「プロ」という言葉を何回か使いました。
そのひとつは昨日、お伝えしたTICAの使命を引用する形での「TICAが公認するキャットショーはプロフェッショナルな方法で…」というものです。
もうひとつは先日来、このブログで紹介している「TICAに所属するブリーダーは、猫を知り尽くしたプロ集団です」という発言です。
ここであるひとつの疑問が湧いて来ます。
このアジアディレクターは「プロ」と「アマ」を分けるものについて、どう考えているだろうか?ということです。
人それぞれ見解があると思います。
しかし、私にはひとつだけメンタリティの違いにおいて思い当たることがあるのです。
それは、「プロ」は「あらゆる批判に耐えられる」のに対し、「アマ」は「批判に耐えられない」というものです。
もう少し突っ込んで言えば、「プロ」は「あらゆる批判に耐えるだけでなく、真摯に耳を傾け、ひたすら改善の努力し続ける」のに対して、「アマ」は「批判に耳を貸さず、逃げるか、批判する人々を排除しようとする」のです。
一連の不当な「出陳拒否」、そして裁判で頑なに争う姿勢を見る限り、少なくともそこに「プロ意識」のある姿を見ることはできません。