2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

リンク

« 猫界における「プロ意識」について考える(12) | トップページ | 猫界における「プロ意識」について考える(14) »

2016年4月30日 (土)

猫界における「プロ意識」について考える(13)

アジアディレクターはネットサイトのインタビュアーから、「キャットショーの役割とは?」と聞かれ、以下のように答えました。

「キャットショーには純血種の審査の他にハウスホールドペット部門の審査があります」「特に定められたスタンダードの基準はなく、単に美しさや愛らしさ、その日のコンディションなどによって順位が決められます」--。

「アマ」のブリーダーが聞きかじりの知識でこのように話したり、ジャッジになろうかなという人がTICAの「スタンダード」をまだ良く知らずにこう答えたというのなら理解できますが、TICAのボードメンバーのひとりであるアジアディレクターの答え方としてどうでしょうか…。

TICAの 「ルール」や「スタンダード」を勉強している方々のために、ハウスホールドペット(HH)の「スタンダード」を紹介しましょう。

Beauty                                            20 points
Personality                                      30 points
Condition                                        50 points
   Coat                                           20 points
   Eyes, Ears, Nose, Mouth and Claws  15 points
   Balance and Proportion                  15 points

確かに、純血種の「スタンダード」に比べれば大括りかもしれませんが、HH(HHPと表記する場合もあります)にはHHなりにしっかりとした「スタンダード」があり、決して「特に定められたスタンダードの基準はなく」とは言えないのです。

アジアディレクターは「Beauty」「Personality」「Condition」を挙げ、それらを並列に語りましたが、実際には明確なポイント配分があるわけです。

配分はCondition>Personality>Beautyであり、ConditionはBeautyの2.5倍も重要なのです。

アジアディレクターは「Personality」を「愛らしさ」と表現しましたが、これも一般の人をミスリードしやすい説明と言えるでしょう。

アジアディレクターは、審査の際に「Personality 」の30点を、「愛らしさ」を基準に評価しているのかもしれませんが、TICAの「スタンダード」に沿って言えば違います。

「Personality」は「性格」であり、「個性」を指します。

しかも、HHの「スタンダード」を確認して頂ければ分かりますが、「Personality」は 「be alert, friendly, and easy to handle」と定義され、許容範囲の考慮項目として「Allowance may be made for some nervouseness due to unfamiliarity with shows」と書いてあるのです。

50点が配分された「Condition」の部分はさらに細分化され、それぞれに詳しい説明がされています。

私には、「HH(HHP)にも、しっかりとしたスタンダードの基準が定められている」としか思えないのです。

おそらく、アジアディレクター以外のほとんどのジャッジはそう認識して、HHの猫を審査していると思います。

« 猫界における「プロ意識」について考える(12) | トップページ | 猫界における「プロ意識」について考える(14) »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 猫界における「プロ意識」について考える(13):

« 猫界における「プロ意識」について考える(12) | トップページ | 猫界における「プロ意識」について考える(14) »

無料ブログはココログ