【eセミナー】ベンガル(BG)の「スタンダード」を考える(20)
引き続き、「BODY」について考えます。
時々、明らかに”肥満”傾向にあるBGが高い評価を受けるケースが見られます。
確かに「大きく」見えますし、「大きい」ので「重い」かもしれませんが、傍から見ても”贅肉”が目立つわけですから、違和感は否めません。
もちろん、「スタンダード」の「ALLOWANCES (許容範囲)」のところに、「肥満傾向は大目に見る」とか「贅肉は大目に見る」という書いてあれば話は別ですが、そうは書いてありません。
BGはあくまでヒョウやジャガーやチーターのような体形であって欲しいと思いますし、個人的には競走馬のような美しい筋肉を持っていて欲しいと思っています。
喩えがいいか悪いか分かりませんが、人間でたとえるならトップアスリートの体であり、頑丈な骨格と筋肉があったとしても、いわゆるでっぷりとした”お相撲さん”の体形(でっぷりタイプでないお相撲さんもいますが…)ではないのです。
改めてTICAのBG「スタンダード」確認すると、BGの「Boning」はSturdy (頑丈な、がっしりしている)で、firm (堅く引き締まった)であり、never delicate (決してデリケートでない)特徴を持つことが分かります。
そして、BGの「Musculature」は「Very muscular (非常に筋肉質)、 especially in the males (特に男において顕著)であり、one of the most distinguishing features (ベンガルという猫種の最も大きな際立つ特徴のひとつ) であるのです。
”大きさコンテスト”でも”体重コンテスト”でもないわけですから、「BODY」に関する限り“肥満傾向”のBGが高い評価を受ける余地はないと言えるでしょう。
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