【eセミナー】ベンガル(BG)の「スタンダード」を考える(18)
昨日に続いて「BODY」について考えます。
BGの「Torso」についてTICAでは「Long and substantial, not oriental or foreign. Medium to large (but not quite as large as the largest domestic breed)」と定めています。
ここで着目したいのは後半部分です。
ちなみにCFA案の「Body」には「Long and substantial, muscular, particularly the males. Hindquarters slightly higher than shoulders」としか書いてはありません。
ですから、TICAでは敢えてBGの大きさについても定義していると言えるのではないでしょうか。
それは「Medium to large」であるということ、大きければいいというわけではなく、 「but not quite as large as the largest domestic breed」であるということなのです。
これは「Ears」の項目と同じ議論になりますが、あくまで大きさは「Medium to large」であって、Mediumの大きさのBGとLargeのBGの間に「スタンダード」上の優劣の差はないのです。
大きさにおいて優劣の差が出るのはあくまで「small」のBGに対してということになります。
TICAのBGの「スタンダード」には「大きい方が好ましい」とも「望ましい」とも書いてありませんし、逆に言えば”大きさコンテスト”になるのを避けるために敢えてカッコ書きで「but not quite as large as the largest domestic breed」と書いてあると理解するのが自然に思えます。