【eセミナー】ベンガル(BG)の「スタンダード」を考える(17)
今日は「BODY」について考えます。配点は30点です。
「HEAD」と「COAT/COLOR/PATTERN」の配点がそれぞれ35点ですから、それに比べると「BODY」の配点は相対的に小さく、3番目の位置付けと言えます。
この内訳は「Boning」と「Musculature」がそれぞれ6点、「Torso」と「」Tail」がそれぞれ5点、「Legs」と「Feet」がそれぞれ4点となっています。
配点順に並べれば明らかだと思いますが、重要なのは「Boning」と「Musculature」になります。
TICAではそれぞれ、「スタンダード」では以下のように定めています。
「Boning」→「Sturdy, firm; never delicate」
「Musculature」→「Very muscular, especially in the males, one of the most distinguishing features」
「Boning」の説明ではあえて「never delicate」と書いてあること、「Musculature」の説明では「one of the most distinguishing features」とも書いてあることからも、その”こだわり”が見て取れるかと思います。
一方、CFA案(あくまで現時点での提案ベース)はと言うと、「Boning」は「Substantial, never delicate」となっており、TICAの表現に比べると、「Sturdy」で「Firm」であることは強調されていません。
CFA案では「Musculature」という独立した項目はなく、「BODY」という項目の中「muscular」という表現が入っているに過ぎません。
つまり、TICAでは「Torso」「Boning」「Musculature」の合わせて17点の配点部分が、CFA案では「Boning」と「Musculature」の合わせて10点になっているのです。
TICAでも「BODY」タイプは、「HEAD」「COAT/COLOR/PATTERN」に比べて3番目と最後の位置付けだったわけですが、CFA案では同じように最後の位置付けと言っても、全体の割合から見れば2割しか占めない、さらに小さなウエイトになっているのが分かります。