「出陳拒否」裁判、長期化必至の情勢(11)
私の感想はTVの法廷ドラマの域を出ないのかもしれませんが、今回の裁判を傍から見ていて思うのは被告側4人が「裁判官の心証」というものを全く考えていないように見えるということです。
「裁判官の心証がいい」とか「裁判官の心証が悪い」とか--。TVドラマを観ているとこんな言葉を良く聞きます。
TVの法廷ドラマと実際の裁判は違うでしょう。しかし、ここまで「裁判官の心証」を念頭に置いていないよう見える裁判も珍しいように感じます。
ある弁護士さんが「裁判官の心証」について、以下のような解説をしていました。
「客観的証拠に反するような事実を縷々述べたり 裁判所の釈明に応じようとしなかったり 証拠提出に応じなかったり等の態度は最終的には裁判官の心証を害する行為となります」--。