「ええっと、なんだっけ」…
それなりの立場の人物にはそれなりの知識と見識が必要--。
当たり前と言えば当たり前のことだと思うのですが、国も企業もそして小さな趣味の世界でさえもそうなっていないのですから、世の中どうなっているのかと考えてしまいます。
つい先日も、島尻安伊子・沖縄北方担当相が閣議後の会見で、北方領土の一つである歯舞(はぼまい)群島の「歯舞」の漢字が読めず、秘書官に教わる場面があったとの報道がありました。
記事によると、元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」が主催する「北方領土ネット検定」を紹介するため、島尻氏が手元のペーパーを読む際、「千島、はぼ、ええっと、なんだっけ」と言葉を詰まらせたというのです。
さらに島尻氏は、この検定の初級編を「3、4年前」に受けたことを明かし、その時の点数を聞かれると「恥ずかしくて言えないので、これからまた勉強したい」と語ったとか…。
こんな体たらくでも担当大臣になれるのですから、呆れてしまいます。
だから小さな趣味の世界が同じでも仕方ないと考えるべきでしょうか…。
逆に、せめて小さな趣味の世界なのだからこそ、小さな世界の小さなルールぐらい精通した人物がトップに就かねばならないと思うのですが…。