【eセミナー】ベンガル(BG)の「スタンダード」を考える(7)
「COAT」の「Texture」について考えたいと思います。
TICA、CFAの案(「Miscellaneous Class」段階の提案ベース)ともに配点は10点で変わりません。
「Texture」を規定する表現も、
TICA:Dense and luxurious, closelying, unusually soft and silky to the touch.
CFA案:The coat is like no other: short, soft, silky to the touch, luxurious, and preferably glittered. (あるいはThe coat is like no other: short, soft, silky to the touch, luxurious, and preferably glittered)
となっており、「グリッター」の評価の違いを除けば、だいたい似たようなものになっています。
ただ、ここで問題となるのは、「Color」の違いによる「Texture」の違いを考慮にいれなくてもいいのかどうかです。
Brown系、Snowに比べて、総じてシルバー系の方が「Texture」において劣る傾向が見られます。
私の知る限り、シルバースノー(Seal Silver Sepia, Seal Silver Mink, Seal Silver Lynx Point)でもその傾向が見られるようです。
しかし、両団体の「スタンダード」(CFAは現段階での提案ベース)とも、「Color」の違いによる「Texture」の微妙な差には一切、触れていません。
個人的な感想として言えば、シルバー系においてTextureの面で考慮される旨のAllowanceがあってもいいような気がしますが、現実的にはそうなってはいないのです。
少なくともTICAにおいてはBGのブリード・コミッティーが「Color」に関係なく、BGの「Texture」はこうあるべきだという意思表示をしていると読むしかありません。
それはシルバー系の「HEAD」タイプについても言えることですので、シルバー系を手掛けるBGブリーダーとしては「スタンダード」 に近づける努力をさらに続けていかなければならないと言うことを示唆しているのでしょう。
CFAのBG「スタンダード」が今後、どう変わり、最終的にどのようなものが出来上がるか分かりませんが、シルバー系のBGが本当の意味で活躍するにはまだしばらく時間がかかるかもしれません。
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