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2016年2月22日 (月)

【eセミナー】ベンガル(BG)の「スタンダード」を考える(9)

今日からさらに詳しくTICAとCFAのBGの「スタンダード」案(CFAは「Miscellaneous Class」段階での提案ベースの案)を比較するとともに、TICAの「スタンダード」の課題などを考えていきたいと思います。(※重要度合いに応じて取り上げるわけではありません)

TICAの審査やファイナルにおいてジャッジのコメントで時折り聞かれる言葉があります。

「Glitter(グリッター)」です。(※TICAの定義では「The natural deep glow, shine or sparkle created by a clear layer or bubbles within the hair shaft which reflects light readily. Often seen in Bengals and Toygers」)

これは毛先が飴色にキラキラ輝く毛を指し、BGに美しさと艶やかさを加味していることは疑う余地がありません。

従って、ジャッジの中にはファイナルの際に「グリッターが美しい」とか、「このベンガルは素晴らしいグリッターを持っている」とコメントする人がいるのですが、それだけを聞くとあれっと首を傾げざるを得ません。

なぜなら、TICAのBG「スタンダード」では「The coat may be glittered or not glittered, with neither type to be given preference」と明記されているからです。

つまり、「グリッター」があるかどうか、「グリッター」が美しいかどうかはスタンダード上、明確な形では審査・評価ポイントではないのです。

にもかかわらず、あたかも「グリッター」が評価ポイントであるかのような説明をしてしまうと、BGの「スタンダード」に詳しくない出陳者は誤解してしまう可能性があるのです。

仮にファイナルにおいて「グリッター」に言及するなら、「TICAのスタンダードではグリッターがあってもなくても構わないのですが…」と添えてほしいところです。

しかし、現段階でのCFA案は違います。

「Coat」のところに、「ideally glittered」と入っているのです。「グリッター」のあるBGは将来、CFAではプラスに評価され、大きなアドバンテージとなり得る可能性が見て取れます。

TICAとしてそれでもいいのかどうか--。真剣に考える時に来ているのではないでしょうか…。

※CFAの「スタンダード」案はあくまで「Miscellaneous Class」段階のものであり、「試案」というよりも「私案」の位置づけとなるようです。

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