【eセミナー】ベンガル(BG)の「スタンダード」を考える(1)
CFAでもベンガル(BG)公認に動き出したのは昨日、お伝えした通りです。
そこで注目されるのは、どんな「スタンダード」になるのかどうかでしょう。
このブログをCFA関係者が読んでいるかどうか分かりませんが、TICAのBGの「スタンダード」の課題などをお伝えすることで、CFAのジャッジの方々にも参考になればと思います。
「スタンダード」を細かく見ていく前に、あるひとつの事実に着目して頂きたいと思います。
それは、TICAへの登録数、ショーへの出陳頭数が一番多い猫種であるにもかかわらず、BGがベストキャットになったことはないという事実です。
これが意味することは単純明快です。
誰もが認める(=大半のジャッジ、あるいは大多数のジャッジが認める)BGがいまだかつていないということです。
仮に、Aジャッジがベストに選んだとしても、Bジャッジはブリードリボンさえ付けない…ということが他の猫種に比べて圧倒的に多く見られるのがTICAにおけるBGの特徴です。
性善説に基づいて、もしジャッジ全員が「スタンダード」通りに審査し評価したにもかかわらず、こうした事が起こる理由は何なのでしょうか…。
BGの「スタンダード」に何らかの原因があるということです。(ちなみに「スタンダード」はジャッジが作るのではなく、それぞれのブリード・コミッティーが作ります)
CFAにおいて最終的にどんなBG「スタンダード」が出来上がるか分かりませんが、もし現状のTICAのBG「スタンダード」の課題や問題点を詳細に検証せずに作ったとしたならば、新たな混乱を招くだけになる可能性も否定できません。
※次回からTICAのBG「スタンダード」の課題,、TICAとCFAのBG「スタンダード」の比較(CFAは「Miscellaneous Class」段階での提案ベースの案)について詳しく検証していきます。