「TOP15」ファイナルを改めて考える(7)
私がこの議案を考えることに関連して強調したいのは以下の2点です。
第1に、アジアディレクターにおいてこの議案に対する分析と課題・問題点の把握がしっかり出来ているかどうかという点です。
これまで見てきたように、それぞれの選択肢が持つプラス・マイナス面はボードが「Agenda」で公表している賛否の意見だけに限りません。
上滑りの議論を通じ、単に表面上だけで判断してしまっては、アジアリジョンに大きな禍根を残すことになりかねないのです。
リジョンを代表してボードに出席するディレクターには、鋭い分析力とそれに基づいた強い発言力が欠かせないのですが、みなさんはディレクターを選ぶ際にそうした視点で投票したでしょうか?
第2は、アジアメンバー”不在”で議論だけが進んでいる点です。
「TOP15」を表彰するか否かというファイナル表彰の改革は、TICAアジアのメンバー、出陳者ひとりひとりにとって重要な問題であり、リジョンをあげて話し合い、意見を集約すべきですが、今のところそうした動きは全く見られません。
TICAアジアのメンバーに「アンケート」を実施するなら、こういう問題に対して実施すべきでしょう。
もし、「強いリーダーシップ」が本当にあると言うのなら、こういう時に発揮すべきでしょう。
明日22日から冬のボードミーティングが24日までの日程で始まります。