「その延長線上に未来はあるのか」--
今年は元旦付けのある新聞にちょっとした”異変”が起きていたのをご存知でしょうか?
新聞と言っても全国紙ではありません。「日本農業新聞」という業界紙です。
この新聞はJAグループの専門紙…。ここに、全国紙やテレビの単独インタビューにはまず応じたことがない小泉進次郎氏のインタビュー記事が載ったのです。
小泉氏の肩書は「自民党農林部会長」。小泉氏が元旦から仕掛けるため、狙いすまして登場したと言われています。
このインタビュー記事を読んで感じたのは、今の日本の農業が置かれた構造的な状況は、TICAアジアとそっくりだということです。
小泉氏は問い掛けました。「今までの農政は『変わらな い』ことを守る対症療法を続けてきた。だが、その延長線上に未来はあるのか」--。
TICAアジアの現体制もまさに「『変わらない』ことを守る」ことに必死になっているだけで、その延長線上に未来はないと断言できます。
彼はこう続けます。「今、農業者に本当に訴えるべきことは、『どのような変化があっても持続可能な強い農業を一緒に作り上げていこう』というメッセージだ」--。
TICAアジアも同じでしょう。
TICAメンバー、出陳者に本当に訴えるべきことは、「持続可能な強いTICAアジアを一緒に作り上げていこう」ということに尽きます。
「そのために政治が変わる」と語る小泉氏の言葉をTICAアジアに当て嵌めるなら、「そのためにディレクター、リジョンオフィスが変わる」ということに他なりません。
小泉部会長らがまとめたTPP対策の表題は「農政新時代~努力が報われる農林水産業の実現に向けて」でした。
私たちにあっては、「TICAアジア新時代~努力が報われるキャットショーの実現に向けて」を早急にまとめる必要があるでしょう。
※本日は2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。