「無関心」と「偽の中立性」…
フランシスコ教皇は1日、バチカンの聖ペトロ大聖堂で「神の母聖マリア」の大祝日のミサを捧げられました。
今年のテーマは「無関心に打ち勝ち、平和を獲得する」--。
単に「明るく平和な年で有ることを期待」するだけで、「平和」が実現するわけなどはありません。
教皇はこう述べました。
「わたしたちはこう自問することがあります。人間の人間に対する横暴がどうしていつまでも続くのか」
「強い者の傲慢が弱い人々を貶め、この世界の最も殺伐とした辺境に追いやり続けることがあっていいのか」
「いつまで人間の悪意が地上に暴力と憎しみの種をまき続け、罪の無い人々を犠牲にするのか」
「多くの男女や子どもたちが、生活の基本的権利を失ってでも、戦争や、飢餓、迫害から逃げようとしているのを目にして、それを時の充満と言えるのか」--。
これらの自問に対し、教皇は世界の人々にこう呼びかけました。
「連帯を妨げる無関心に打ち勝ち、分かち合いを拒む偽の中立性から抜け出すように招かれています」--。
世界の事象と猫の世界の出来事がここまで類似性を持つとは驚くばかりですが、猫の世界においても2016年は「無関心」に打ち勝ち、「偽の中立性」から抜け出すことが求められているのではないでしょうか。