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2016年1月14日 (木)

近交係数「18.75%」の衝撃!!

猫の交配において「近交(近親交配)係数」が18.75%と聞いて、みなさんはどう思われるでしょうか?

余りの高さに衝撃を受けますか? それとも「我が家でもそのぐらいですよ」と全く驚きませんか?

TICAとはそもそも血統登録団体であり、なぜ、血統登録を大切にしているかと言えば、そのひとつに近親交配を避け、適切なブリーディングをするために必要だからということが挙げられるでしょう。

良識あるブリーダーであれば、「アウトブリーディング」「ラインブリーディング」「インブリーディング」を厳格に見極めつつ交配しているはずです。

もちろん、どの手法を使うかは猫種によって違いますし、その猫種の発展段階によっても異なるでしょう。

創出直後や発展途上にあっては、慎重に見極めた上で「インブリ」や「ラインブリ」によって、その猫種の特徴を遺伝的に固定化する努力も欠かせません。

しかし、そうしたやむを得ない事情がないなら、「インブリ」を極力避け、遺伝的に欠陥の少ない、先天的な異常を出来るだけ持たない個体を創ることが良識あるブリーダーに課せられた使命であり、TICAのメンバーであるなら当然の責務ではないでしょうか…。

4月の静岡のショーで、20頭以上のベンガルに”動物虐待”まがいの行為をしていた出陳者が、「近交係数」18.75%という交配をし、その子猫を繁殖用として販売していたことが明らかになりました。

ベンガルにおいては、初期の段階で「インブリ」や「ラインブリ」をしていたケースが多く、それもあって現在ではよほど特別な事情がない限り、「インブリ」はしていません(少なくとも良識あるベンガルブリーダーはしていないでしょうし、現在のTICAのベンガルブリーダーはそうだと信じています)。

ちなみに、近交係数が12.5%以上や6.25%以上になるような組み合わせは先天的な異常を持つ固体の増加につながるとされ、避けるのが一般的であり、それと比べても18.75%がいかに高いかが分かるかと思います。

動物愛護団体の人たちが聞いたら、”悪質ブリーダー”として厳しく追及することでしょうし、良識と常識を持ち合わせたTICAメンバーであれば見過ごすことは出来ないはずです。

もちろん、動物愛護法やTICAのルールで近交係数の上限が定められているわけではありません。しかし、明記されていないからといって何でも許される訳でもありません。

こうしたブリーダーが平然とエントリーして来るショーで「和気あいあいと楽しみましょう」と言われても、「そうですね…」と簡単に首を縦に振ることは出来ないばかりか、逆に「そういう人が居るショーには行きたくない」という人が出て来ても不思議ではありません。

ベンガルという猫種はTICAでは公認されていますが、他の団体ではまだ未公認のところもあります。

そうした団体では公認に向けた動きもあるようですが、「近交係数」18.75%という「インブリ」がTICAアジアにおいて行われ、その子猫が繁殖用として販売されていることを知ったら、おそらく公認は大きく遠のくことでしょう。

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