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2016年1月21日 (木)

続・”質”の高いショーを実現出来た?(1)

何らかの意図を持ってかどうか分かりませんが、このブログの文章を”改竄”して引用している人がいると聞きました。

カギ括弧を使っているとのことですから「直接引用」に当たるわけで、一字一句正確に引用しなければなりません。

18日のブログ「”質”の高いショーを実現出来た?」の中で私は、「出陳者から見ても明らかに分かる減点対象を持った猫が両日ともファイナルの”トップ3”に残り、しかもベストキャットまで獲っていたのです」と書きました。

これに対し、ある人物が「Yブログで『明らかに欠点のある猫がファイナルで3位以内に入り、Bestまで取ってる』と書いてる」とあるサイトに投稿したそうです。

そしてこの人物は次のように結論付けたとのこと。

それでもその猫が勝つのは、「その欠点を補うような魅力があるからなんだろうと思うしかない」--。

この場でこの人物の著作権侵害の不法行為を追及するつもりはありません。

”質”の高いショーの実現に向けた勉強材料として、大切なテーマが含まれているので改めて取り上げたいと思います。

おそらく、この人物はTICAの「スタンダード」を読んだことがないのでしょう。

私がなぜあのブログを書いたのか、そして私が何を問題視しているかと言えば、それはいわゆる一般的に言うところの”欠点”などではなく、「スタンダード」に明記してある「PENALIZE」の対象であったからなのです。

ですから、私は敢えて「減点対象を持った猫」と書いたのです。

「減点対象」は広義で言うところの「欠点」の部分集合であり、確かに一部を構成しますが、「減点対象」=「欠点」では決してないのです。

ここで問題になってくるのが、この人物が投稿した結論部分「その欠点を補うような魅力があるからなんだろうと思うしかない」というところです。

もしかすると、TICAのジャッジの間でも判断が分かれるかもしれません。

Aジャッジ:「PENALIZEの減点対象があるなら最下位のカラー順位にすべきでしょう」

Bジャッジ:「PENALIZEの減点対象を補って余り有るプラス面があるなら必ずしも最下位になるとは限らないのでは…」

Cジャッジ:「PENALIZEの減点分を引いてなお、他の競合猫が総合的に見てその猫に劣るなら、PENALIZEの減点対象を持った猫が必ずしも最下位になるとは限らない」

(※基本的にBジャッジとCジャッジは同じ判断基準で「スタンダード」におけるPENALIZEを解釈していると言えます)

さて、みなさんはどう考え、「スタンダード」上の「PENALIZE」をどう解釈すべきだと思うでしょうか…。

※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。

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