”滅びへの道”を歩み続けますか?それとも…
経済誌では、今年を振り返る特集や来年を予測する特集で溢れています。
そんな中、ある経済誌の編集長が日本の税制(特に軽減税率)改正に絡んでこんな事を書いていました。
「せめて公正であってほしいと思うのは私だけでしょうか。亡国の道を歩んでいる気がしてなりません」--。
猫の世界も全く同じではないでしょうか。
実はこのくだりにはその前があって、この編集長は「税制に公平は求めませんが…」とも書いていましたが、猫の世界においては「公平」も求めたいところです。
「公平」「公正」でないことは出陳者への背信行為であり、”滅びへの道”を歩いていることに他なりません。
そして、昨年、今年と次々に起きた不祥事を思い返せば、まさに”滅びへの道”をまっしぐらに突き進んでいる現実を誰もが認めることでしょう。
来年はそうした”滅びへの道”への歩みに必ずやSTOPをかけなければなりません。
新約聖書のマタイによる福音書第7章13~14節にはこう書いてあります。
「狭き門より入れ。滅びに至る門は大きく、その道は広く、これより入る者多し。しかし、命に至る門はなんと小さく、その道は狭いことか。これを見い出す者は少ない」--。
これはディレクターだけの意識の問題ではありません。メンバーひとりひとりの意識の問題でもあるのです。
猫の世界がメンバーの集合体である以上、大きく開いた”滅びの門”より入るメンバーが多ければ、来年もまた”滅びへの道”を突き進むでしょうし、”狭き門”より入ろうとするメンバーが増えれば歯止めをかけることが出来るでしょう。
年明けのTICAアジア最初のショーが「アジアリジョンショー」であることは単なる偶然なのでしょうか、それとも必然なのでしょうか。
エントリーが多いとか少ないとか、そんな表向きの”体裁”にこだわらず、ルール違反がなく、公正・公平な審査が行われる”質”の高いショーにすることに全力を尽くす--。
それこそが、TICAアジアにおける「狭き門より入れ」の実践であるでしょう。