「罰金」「ショー禁止」でも反省しないクラブ代表者
フェイスブック(FB)をご利用の方ならすでにご存知かと思いますが、先週末のショーでは日曜日にもうひとつ残念なことがありました。
あるリングのファイナルでジャッジを侮辱するかのような冷やかしの言葉を発した出陳者がいたというのです。
せっかく、みんなが「和気あいあいと楽しくやりましょう」と努力しているのに、どうして水を差すような嫌がらせを言うのでしょうか?
しかも、それはベストキャットを巡る発言--。本来はみんなで「おめでとうございます」「ありがとうございます」と讃え、讃えられて終わるはずが、何とも後味の悪い終わり方になってしまいました。
さらにそうした言葉を発したのがTICA公認のキャットクラブ代表者だというのですから呆れ返ってしまいます。
自分の猫の審査結果に不満を持って怒鳴り散らすBGブリーダーと似たような言動です。
それもそのはず…。BGブリーダーというのはこの代表者のクラブ員だからです。このクラブが抱えるある種の組織風土が原因と思われても仕方ないでしょう。
アジアディレクターがオーナーのこのクラブを巡っては数々のルール違反や疑惑が次々に持ち上がってきていることは衆知の通りです。
まるで何とかの”枢軸”、何とかの”トライアングル”と言いたくなってしまいます…。
このクラブに対しては「罰金」と「ショー禁止」が科せられたわけですが、それにもかかわらず、他のクラブのショーで代表者が不謹慎な発言をし、”動物虐待”まがいの行為をした出陳者が怒鳴り散らしたのは全く反省していない証拠でしょう。
先週末の主催クラブ代表者は「ショーで起きたことの全ての責任はショーマネジャー(主催クラブ代表者)にあり、全責任はショーマネが取る」と言いましたが、これはこれで確かに立派ですし、とてもいいことだと思います。
しかし、子供の集まりではないのですから、そもそも誰かが責任を取らねばならないような問題を起こさないようにするのが常識ある大人の対応ですし、不平不満があったとしても周囲に迷惑をかける形で怒鳴り散らしたり、ジャッジや他の出陳者の気分を害するような発言を慎むのが良識ある大人の対応でしょう。
それにキャットショーは人間だけの集まりではないのです。
人間の不用意な言動が猫に与える影響を考えるなら、怒鳴り散らしたり、侮辱まがいの冷やかしを口にすることは絶対にあってはならないはずです。
もし、こうした最低限のルールすら守れないなら、2度とTICAのショーに参加してほしくないですし、参加する資格はありません。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。