先週末のショー、最も意外だった驚きとは?
先週末のショーの「意義」についてはお昼にアップしたブログでお伝えした通りですが、さて、審査結果における最大の意外だった驚きとは何だったでしょうか?
もちろん、感じ方は参加者それぞれだとは思いますが、普段の日本のショーに参加されている方なら、「あり得ないよね…」ということがありました。
詳しくはショーレポートを見ればお分かり頂けると思いますが、キャッツクラスにおいてあるLHの猫種の成績が意外だったことではなかったでしょうか…。
長毛と言えば、日本ではMC、NF、RDが代表的猫種であり、だいだいこの3つの猫種がベストLHの座をほぼ独占しています。
ところが、 先週末のショーでは別の猫種がMC、NF、RDを抑えて、ベストLHの座についたABリングが4リングあり、2ndベストLHだったABリングが1つありました。
SPリングでも全4リング全てでファイナルに入り、うち2つのリングではいずれも2ndベストLHでした。
しかも、キャッツに上がって初めてのショーにもかかわらず、アワードの上位を走る長毛・短毛の猫を抑えて表彰されるリングもいくつかあったのです。
単にジャッジとの相性が良かっただけかもしれませんし、欧米のジャッジが重視しない点を日本のジャッジは厳しく審査しているだけかもしれません。
土曜日のショーもSVの活躍が目立ち、あるABリングでベストに輝いたのがとても印象に残りました。
国・地域によってどうしても参加する猫種は偏りがちになりますが、世界の広い地域から多くのジャッジが来日することを通じ、意外性のある猫種が評価され、そうした積み重ねで幅広い猫種が競うキャットショーになっていってほしいと感じたショーでもありました。