出陳者の良識と常識ある言動があってこそ…
「何のトラブルもなく……」と言いたかったところですが、先週末のショーでは気になることもありました。
それは主催クラブやショー運営に関することではなく、出陳者個人の言動に関してです。
日曜日の昼の時間--。突然、ショー会場の真ん中近くで、「ガサ、ガサ、ドッサ~ン!」という大きな音がしました。
Wサイズのマイケージがテーブルから猫ごと落ちてしまったのです。
猫の恐怖たるや、想像に難くありません…。
ある意味、あってはならないことですが、防ぎようはなかったのでしょうか?
聞くところによると、実はある参加者が「ケージが落ちそうだから注意した方がいいですよ」といったような事をこの猫のオーナーか代理人に伝えてあったそうなのです。
にもかかわらず、こんな事態が起きてしまったことをとても残念に思うのです。
ショーに猫を出すに当たって、自分の猫の安全管理は基本中の基本--。それを怠るようではショーキャットブリーダーとして、あるいはショーキャットオーナーとして”失格”でしょう。
しかも、注意喚起されていたにもかかわらず…です。
心あるオーナーであればその後、猫と寄り添って安心させるとか、午後の部の審査は見合わせるなりするものですが、このオーナーと代理人は午後の部も出し続けたようです。
もちろん、その結果はと言うと、みなさんのご想像の通りです。
どうしてこういうことになるのか…。どうしてこういうことをするのか…。
そのオーナーが誰であったかを知れば、「またか……」となるでしょう。
しかし、参加するたびにこれだけの不祥事やトラブルを引き起こす出陳者というのはTICAアジア始まって以来だと思いますし、おそらく海外のTICAのショーでは必ずや締め出されているでしょう。
主催クラブやショーコミッティーの工夫と努力、そして出陳者の良識と常識ある言動がうまく噛み合ってこそ、素晴らしいキャットショーになるのだということを改めて思いました。
※本日も2本をアップする予定にしています。2本目は18:00の予定です。
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